怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

山あり谷あり

所用で外出と思ったら行き先を間違えていた。それはともかく、駅の階段に革製の小ぶりな財布のようなものが落ちていたので、「拾って駅員に届けるのめんどくさいな、数分ロスするな」と思いつつ拾いあげたところ、後ろから「すいません!」と叫び声が。そのまま手渡したのだけど、その後思ったことがふたつ。あの人は本当に落とし主なのか。ただ後ろから見ていただけの人の可能性もあるではないか。しかし確認しますというほどの権利はないし、どうしたらよかったのか。もうひとつは、僕が拾おうとした瞬間のあの声は。「危ない持っていかれる」と思った声音ではなかったか。だからといって無視して通り過ぎるべきだとは全然思わないけれども、正しい振る舞いとはなかなか難しいものだ。
で、行き先を間違えていたが昼食は予定通りうち田へ。開店直後で店内の明かりも消えているくらいだったけれど、まあなんとか入ることができた。当然彩菜弁当一択。最初に出てきた新玉ねぎのおひたしにコーンフレークをまぶしたものが非常にうまく、その後の弁当も手の込んだもので、前回に引き続き大満足。これで1000円は安すぎる。ただ今日はどういうわけかご飯が固かった。もしかしたら僕が行くのが早すぎて、むらし足りなかったのかもしれない。まさか水加減を間違えるわけないし。そこだけが残念だったかな。あと、カウンターだとご主人のたてる音が耳につくから、できればテーブルがいいんだけど、そういうわけにはいかないしね。
近くに石島という寿司屋があり行列ができていた。そちらもおいしいのだろうか。
帰途、ツァイト・フォトサロンでナン・ヒョジュン「PARADISE FOR PEOPLE」展。タイトル通り、北朝鮮を描いた作品で、政治アイコンをモザイク化することでその同質性を際立たせるというアイデア。実際に見てみるとなかなかよかった。このギャラリーが珍しく写真でない作品を扱ったのはそのコンセプトの良さを認めたからだろうか。
夕食は生姜焼き。おいしかった。
妹には今僕が使っているルーターをあげて、新しいものを僕が使おうかと思い、そのためにも一旦初期化して設定方法の確認だと思ったらそれがうまくいかず泣きそうな自体に。最終的にはなんとかできたものの、一時はどうなるかと思った。しかしそのおかげで、なぜか今までつながらなかったiPhoneルーターにつながるようになったのはありがたい。もしかしたらプリンターもつながるかもしれないので、今度やってみよう。
ということで、妹には新品を送ることにした。