怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

寺山修司と日本のアヴァンギャルド→第四十日

台風のような天気と聞いていたのだが、午前中はなんてことのない曇り空。
お昼に冷やし中華を作って渋谷へ。Bunkamuraで行われている「寺山修司と日本のアヴァンギャルド」展を見に行く。横尾忠則による天井桟敷のポスターは見慣れたものだけれど、宇野亜喜良のポスターがたくさん飾られていた。知名度や人気ではどうしても横尾忠則にひけをとっているし、僕もあまり関心を持っていなかったけど、こうして見ると詩心があって寺山修司の詩人としての側面に適っているのがわかる。直筆原稿や舞台写真、絵コンテなどの資料もたくさんあって、寺山関連以外にも面白いものが多数。なかなか充実していた。入場無料なので物販が充実しているのだけど、本展のポスターがあれば欲しかったかな。まあそれでもこれから横殴りの雨の中を持ち帰る気はしないのだけど。
ついでにNANZUKAに寄って田名網敬一の個展も見てゆく。こちらは今回はいま一つだろうか。前回の方がよかった。
ヒカリエでは渡辺豊展。立体作品がよかったのだけど、これ飾る場所を選ぶよねえ。個人宅だとなかなか難しい。絵画はゆっくりよく見るとなかなかいいもののようにも思えてくる。好みではないのだけど、もしかしたら大化けしたりするのかもしれないです。作家さんもいらしてて、なかなかの好青年でした。
池ノ上で降りて古本屋巡りのつもりがどこも閉まっていた。あらら。
現代HEIGHTSへ行き、「第四十日」展を見る。やはりお目当ての竹浪音羽さんが独特の静かな世界を奏でていて今回もいい。MAPPE(ドローイング帳のことらしい)形式の作品も置いてあり、これがまたぱらぱらめくる形式のせいか縁どりと切り抜きかたのうまさのせいか、強い印象が残った。
その隣には香坂はるひさんの作品があり、こちらは竹浪さんよりわかりやすくイメージで、これはこれで面白い。家に飾っていて一般受けするのはこちらかな。
下北沢に出てディスクユニオンとほん吉に寄ったが収穫はなし。
空腹ふらふらとで帰宅し、僕には珍しくカップ焼きそばを食べる。
妻も帰ってきて、降りしきる雨の中夕食の食材を買いに行ったのだが、どうしたことかあれこれ売り切れで困ってしまった。まあそれでも挽肉を買ってハンバーグを食す。
夜は音楽を聴いたりなどし、夜更けて就寝。