怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

美術にぶるっ、再訪

午後から東京国立近代美術館へ。今日は無料デーと知っていれば、わざわざ有料で入らなかったとか言っても仕方ない。
無料だからさぞかし大混雑かと思えばそうでもなく、ほどほど。お年寄りが多い。
前回は進むにつれ元気がなくなり2Fあたりからは作品を鑑賞するに足る精気がなかったように思ったので、今日は逆に1Fから。それから興味のないところはどんどん飛ばした。作戦成功でじっくり作品を楽しむことができた。前回見た覚えのない作品がちらほらあるくらいだから、どれだけ疲れてたのかと思う。一番衝撃的なのは前回同様河原温「浴室」シリーズ。1953年だから日付シリーズの13年前なのだが、作風が全く違うだけでなく、パースを狂わせたタイル貼りの浴室に人体の断片が転がる作品を執拗に書き続ける河原温の暗黒が垣間見える。
2Fでは横尾忠則草間彌生高松次郎など大御所の作品が充実で見ごたえ十分。椅子に腰かけながら段ボール箱を眺めていたらいつの間にか寝てしまってましたね。おかげで一旦疲れもとれ、あまり想定してなかった3F・4Fも十分鑑賞でき、大満足。さて帰ろうと1Fに戻ると行列ができていて、どうやら無料で缶バッジを作るという企画らしい。全然知らなかった。缶バッジが欲しいわけでもないのでなんともしなかったが、参加方法はきちんと掲示しておいたほうがいいんじゃないだろうか。
少し遅くなったが、photographer's galleryを再訪。少し質問したところいろいろ対応はしてくれそうなのだが、なにはともあれ問題はお金である。約18万円のお金、もちろんあるけれども易々と使ってよいものではない。いざとなれば一ヶ月分の生活費でもあるし。そもそも自分の部屋に必要なのか、今はいいとして引っ越したら飾れなくなるのでは、などいろいろな思いが巡る。どの作品がよいかも決めきれないし。
帰宅して夕食は炊き込みご飯と豚肉の味噌焼き。豚肉は質が悪かった。東京の肉は値段の割にまずいように思う。