怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

Vampillia×CRISTIAN DADA

お昼は久しぶりに今度こそ歌舞伎茶屋だと行ってみたら今回もおかずが不満。相性悪いな。そこで結局味粋へ。行ったばかりだが、気に入っているのだ。今日は煮魚も焼魚もあるというのでぶり大根に。味付けは相変わらず塩辛いが、ボリュームはあるしご飯はうまいしマグロもうまいし、満足。しかし塩辛い。田舎味だな、東京は。
一日みっちり仕事して渋谷へ。ファーストキッチンで食事して、ゆっくり気持ちを落ち着かせたかったがそうする時間はなくCRISTIAN DADA 2013 S/S の展示会会場であるベルサール渋谷へ。何かそれっぽい人らがいてどうにも入りづらいのだがそうもいかないので受付へ。どうやら話がうまく通っていないらしいものの、受付嬢とは名前を書けば入れてあげますというところまでこぎつけたのだが、不審な空気を感じたのか責任者らしい女性が飛んできて非常に丁寧な言い回しでさっさと帰れと言われた。そう言われてもこっちも引き下がれないので色々言ったところ、なんとか入れてもらえることに。それでも来るなお前的な空気はビンビンに感じるが、入ってしまえばこっちのものです。しかし試練は更に続き、地下1階の会場にたどり着いてもまだ緊張がとれない。まわりにいるのがいかにもな人種ばかりで、何をどうしたものやら。遅く来ればもう少し楽だったのだろうな。飲み物を勧められたので白い何かを頂くが、思ったより強くてしかし美味い。なんだったのだろう。酔ったけれど緊張しすぎて酔えない。普段の僕ならいろいろ観察するところだが、それもままならないからいかに困っていたかわかろうというものだ。と、オペラさんがすーっと前を通って行ったのだが、あれは別室でメイクでもしてたのだろうか。
7時半をまわって会場はオープンし、招待客らが入っては出て行く。その間Vampilliaは演奏していて音はそこそこ聞こえてくる。しかし一般客はなかなか入れず、そうこうしてる間に8時を回り、演奏も終わった様子。一般客はあくまでも特別に入れてもらう立場だから文句は言えないのだが、そうはいっても困ったなと思っていると演奏再開、一般客もそろそろと入場できるようになってきた。CDや資料を頂き中に入ると正面にCRISTIAN DADAの作品が氷柱に入れられ、両端ではVampilliaが4:4に分かれてフロアで演奏している。sunsuiだってステージは高くはないが、それでもフロアでのライブとは全く違うし、そもそもステージも暗いことが多くてこうして同じ目線でメンバーの表情までくっきり見えることはなかなかない。会場の照明や氷柱も本末転倒だが効果的だし、Vampilliaを全く知らない人もいる中での演奏で緊張感もたっぷり。配置があれではずいぶんやりにくいうえに演奏時間も長いから疲れもあったと思うし、PAもベストとは言えない環境だったけれど、だからこそ素晴らしい演奏になったと思う。Vampilliaでがっかりしたことは多分今までないけれど、今日は特に心を奪われた。
演奏の余韻を楽しんでから外に出ると、そこはいつも通りの夜。どこかの惑星で行われたパーティー(とあの女性は言っていた)に紛れ込んだ僕は地球に帰り、もう巡り会うことはないが、しかしその記憶は一生続くだろう。