怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

難儀な一日

朝から世田谷美術館に出かける。順調にバスに乗っているとき、ふとチケットを忘れたことに気づく。当日券を買うか、引き返すか。引き返す。というか、そのまま乗り続け、三軒茶屋で降りた。意外と大きな街のようで歩きまわると面白いかもしれないが失敗で落ち込んでいるので気力がわかずブックオフを見ただけで東急世田谷線へ。南海汐見橋線にも似たローカル線だがさすがに電車は新しい。新しいが、家々を縫うように進んだり、運転手が声を張り上げてるのがよく聞こえたり、線路に草がぼうぼう生えてたり、駅になにか使われてない機械のようなものがあったり、なにかと満喫できる。これは結構楽しかった。
昼食はビビン麺だが麺がどう見ても一人前。
HDDが届いたが、まさかの2TBの壁にひっかかる。僕の調査不足なのだが、いろいろ困る。新しく2TBを買うか、それとも。どうしようかと思いつつ、そそくさと出かける。
午前中と同じくバスへ。よたよたしたおばあちゃんが乗ってきたので席を譲る。
世田谷美術館へ。最終日なので結構混んでいる「すべての僕が沸騰する 村山知義の宇宙」展。面白いものはそこかしこある、ようなんだが、なにしろ午前中の失敗とHDDの問題と、嫌なことが続いたので気分が乗らない。作品もデザイン系が多く、ちょっと僕の嗜好からも外れているので、せっかくリトライしたにもかかわらず楽しめずじまいだった。別に暮らしの手帖展もやっていて、そういえば足立さんから古い暮らしの手帖をたくさん頂いたな、と思い返す。あれが何号だったか覚えていればその原画を見れたかもしれないのに。
出口にペン回収担当のお姉さんが座っていて、見るからに眠そうだったので聞かなくてもいいトイレの場所を聞くとここぞとばかりに立ちあがって元気よく教えてくれた。たぶんいいことをしたと思う。お姉さんが美人だったから、というのも理由だけど。
帰り、ちょうどバスが来るところで激走。お金を入れると210円だという。行きは200円しか入れてませんけどよかったのかな。
秋葉原へ。HDDは、この際結局HDDケースを買うのがいい、という結論に。元々買う予定だったし。それで急ぎとなると秋葉原に、と思ったのだけれど、どこも品ぞろえが悪く、特に一番に考えていたロジテックのがどこにもない。発送が遅そうだからお店でと思ったんだが役に立たねえな。二番候補は価格差が大きく、結局何しに来たんだという。
お腹すいたまま九段下から14の夕べ大友良英 one day ensembles「INVISIBLE BORDERS」へ。4時間のうち半分強しか見れないけど、まあそれはそれで悪くなかったです。
あちこちを歩き回りながら、それぞれがソロでやったりそこへ誰かが入ってきてセッションしたり。会場が広いのでどこで誰が何してるかよくわからないけれども、聞けるものを聞けばいいのだという、その聞き逃し感も含めてのイベント。最後は展示室に集まってのセッションで、銅鑼が鳴って終了。いろいろ面白かったですが、一番面白かったのは展示室のガラスケースに入って横向きに演奏するSachiko Mさんの姿ですかね。あれは一等賞です。
9時に終わって帰宅。お昼にわずかなビビン麺を食べたきりなので空腹で仕方なく、妻にサンドウィッチと枝豆を買って帰ってもらう。
ロースカツサンドはちょうど秋葉原で看板を見かけた肉の万世のもので、なかなかうまかったけど350円ならともかく650円はちょっと無理だなと思ってしまった。枝豆もおいしかったけど、寝るときにお腹が張ってしまい、遅い時間に食べるものじゃないなと反省。