怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

奇妙礼太郎のフリーライブのこととか

夕方急いで渋谷へ。しかし乗り継ぎが悪かったりぼーっとしてたりであまりうまくいかなかった。
渋谷の一番という中華料理屋へ。店員さんは皆外国人のようで、中国というより南方系ではないだろうか。東京はどこもこうした店員さんは外国人が多い。みなさんしっかりしていて不満はないが、唯一不満だったのはマックの店員かなあ。飲食店ならそこそこの語学力でも問題はないが、iPhoneに関する質問となると逃げ腰にもなるだろう。
注文したのは豚角煮入り炒飯で、サンプルではすごく小さそうに見えたのに実物はかなり料が多く、そのうえ角煮もふんだんに入っているので満腹になった。味は角煮ならではの八角が効いたちょっと変わった味でなかなかおいしい。脂が多いから若い人向きだろうが、これは結構いける。
そこから歩いて代官山へ。坂を上ったり下りたり、狭い道を通り抜けたり。暗くなってからこういう道を歩くのは楽しいものだが、だんだんとやけに立派な家が増えてくる。代官山のあたりは妙に洒落た店が立ち並んでいる。ライブの前に代官山アートストリートというイベントを眺めるために早めに来たのだ。メイン会場と思しきヒルサイドテラス会場ではパラモデルほかいくつかの作品展示があったが、どうも生気を感じられない。商業的に利用されるためにそこに存在しているだけで。アートとしては成立してないような気がした。作品としての良しあしではなく、イベントがアートではないとでもいうのか。もちろん、豪華無料イベント目白押しのこのイベントがありがたいことには違いないのだが。揃いのTシャツを着ているスタッフたちもどことなく沈滞しているような気がした。唯一の収穫といえば、開場前で立ち話をしている細野晴臣さんを見かけたことくらいかな。と思いながらライブ会場に向かおうとしたら、道路の向こうに面白そうな展示があったので寄ってみる。上原長剛の作品とカワカミシュン+丸野優+佐藤礼央の作品。光の投影が気持ちよかったのと、何より車の音と混じり合う音楽が気持ちよかった。これも多分ヒルサイドテラスの中では何も感じなかったのかもしれないが、ここに置くことで作品になったような気がする。
というわけで、そろそろ時間なので晴れたら空に豆まいてというライブハウスへ。名前は聞いたことがある。こういうおしゃれでしょ?系の店は嫌いなんだが、東京はこういうのばっかりでほんと困る。でもフリーライブありがとうございます。
当たり前だがソールド?アウトで人はたくさんいるが、ぎゅうぎゅうというわけでもなく、お店の節度が感じられる。
最初が森ゆにさん。ボロフェスタ以来かな。ピアノも歌もうまくて、本物の良さがあって、僕は苦手。妻は気に入ってたようだ。
続いて奇妙礼太郎天王寺ガールの女の子がヒップホップダンスというのはすごく意外だった。僕の頭の中ではくるくる回っていたから。たぶん誰もヒップホップは想像してなかったと思うし、カミデくんも事実はともかくとして、詞としては想像させようとしてなかったと思う。今日はピアノ弾き語りをかなりたくさんやったのが意外だった。思えばキーボードは全然触らない奇妙くん、グランドピアノだからたくさん弾いたのだろうか。正直な話、ツードリンクが効いて後半ぐらぐらしていたのだが、いいライブだった。お客さんも初奇妙ソロな人が多かったと思うが、結構掴んだんじゃなかろうか。
終わってふたりで渋谷まで歩く。奇妙くんが「芸能人住んでそう」と言った道。夜の散歩は素敵だ。妻はちょっとしんどそうだったが。