怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

東京のパスカルズ

お昼の弁当がちょっとにおったような気がする。暑さは峠を過ぎた気がしているのだが、そうでもないのだろうか。
夕方下北沢へ。ばたばたとファーストキッチンで夕食。ここは広々していてよい。初めてスクラッチカードをもらったが、今まで条件を満たしているはずがなぜもらえなかったのだろう。どうせ当たらないとはいえ、もやもやする。
6時半にガーデンズへ。入っていく人影がないので皆開場待ちなどしないのかと思ったらそうではなく、ずっと前から待っているようだ。なんだそりゃ。会場のチケットから入るのかと思ったら並列だそうでがっかり。別に前方で見たいわけじゃないのだが、会場で買う人は優遇されてもいいんじゃないかと思ったりした。そんなこんなで椅子席の後方をゲット。座りたいわけでもないのだが、あまり遠くからというのもあれなので、まあこれでいいかと。で、ドリンクをもらいに行ったのだが、ソーダが出ないとかでかなり待たされた。通路や壁際に立っている客もいたのだが、どうもスタッフに許可をもらって立ったのに後になって移動をさせられ、その後経緯を知らない客がそこに立ったが放置され、という具合でどうも手際が悪い。完璧を求めているわけじゃないが、何をしたらいいのかがわかっていない感じがある。かなり不平たらたらだが、実際そう思ったから仕方ない。
新しいアルバム「17才」の曲からパスカルズのライブがスタート。いちばん素晴らしく感じたのは、友部正人さんのカバーで「6月の雨の夜、チルチルミチルは」。知久さんが唄いはじめた瞬間にぞわぞわした。これもパスカルズの持ち味の一つだろうと思う。実のところ、開演前にトイレに行ったにもかかわらずまた行きたくなってしまい、中座もやむなしかと思っていたところで休憩が入って助かった。ライブはアンコール含め3時間近かったのだがまるで冗長さがないのはいいライブの証だろうな。
ただ、服部緑地で見た時の神々しいほどの解放感や、磔磔で見た時のような会場全体を巻き込む渦のような勢いはなかった気がする。それはガーデンズがただの小奇麗なライブハウスでしかなく、ステージと客席が完全に分離されているからなのかもしれない。お客さんも磔磔では350人ソールドアウトと聞いたが今回は300人弱とか。人口比で考えれば意外なほど少ない。ライブを聴ける機会が多いせいもあるだろうが、関西での熱狂ぶりを知る身からすると物足りなさは残る。
終演後、さて帰ろうとしたら客席には友部正人さん、そして大林宣彦監督が。横にいらっしゃったのは奥さまだろうか。思いがけないところで見かけると興奮してしまうなあ。
帰りに新作「17才」と知久寿焼さんの「ひとだま音頭」を購入。誰かがサインペンを借りに来てたけど、サインをもらっていたのだろうか。と後ろ髪をひかれたりする。
帰宅後、僕にしては珍しく夜食を食べる。賞味期限から2ヶ月たったカレーうどんを。たまにはそういうこともある。