怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

この日の川本真琴

午前中はいろいろ。
お昼は卵かけごはんだけでは淋しいのでナスとピーマンのおかか炒め。まあまあかな。卵かけごはんは醤油を多めに入れたほうがおいしいようだ。
午後昼寝。子供のころは母にいわれて夏は必ずお昼寝だったが、今の気温はちょうどその頃の実家の気温くらいだと思う。扇風機はなくても気にならない。横になって寝付けないな、と思いながら気が付くと1時間半経っていた。起きたという感じはないのに、寝ていたんだろうな。不思議な目覚め方。
ぼんやりと支度をして出かける。新宿に着くと山手線が人身事故で止まっており、仕方なく井の頭線で向かう。少し早めに出ていれば大丈夫だったのではと悔やまれる。
Uplinkで古書祭りをやっているのでざっとのぞく。最終日なのであまり期待はしていない。CDやポスターで気になるものがあったが、これからのことを考えると荷物を持ちたくなくてよしてしまう。次に見かけたときに考えよう。
渋谷のクラブクワトロには初めて。開演間近で入場したので中はいっぱいだったが、なんとかもぐりこめた。心斎橋と横幅は同じくらいだが奥行きがあるので後ろからでは少し見にくい。ただ、少し頑張れば川本真琴の姿は見えたので問題なし。1時間前に来て場所取りするほどのものではない。
ライブについてはいろいろ思うことがあった。川本真琴が輝いていたのは明らかに最近の曲をやっている瞬間、特に後半のロックチューンだったし、過去の輝かしい川本真琴が見れたのは初期の代表曲だったし、今日のライブにはその両方が必要なことを川本真琴も客の多くもわかっていたのだと思う。僕は例えば微熱を聞いてなんともいえない感情が湧いてきたしそれを求めてきたわけで、しかしそれを2012年に求めるべきなのかどうかとも思ったし。そうした複雑な感情を一度掃除することは大事なことなのだろう。
僕は年齢的には初期川本真琴のリアルタイムファンであるべきだろうが、実は違う。テレビで1〜2度見かけた程度だった。好きになったのは2ndアルバムが出てからで、gobbledygookはなかなかCDプレイヤーから出てこないくらい聴き続けた。そんな中途半端な僕は今日のライブのことも随分迷ってチケットを買い逃して、結局ヤフオクで買ったわけだ。来てよかった。やはり来るべきだった。

ドリンクチケットを交換し損ねて一度降りた階段を人波に逆らって上がっていたら、降りてきた女が「んもーなあーにしにきたんですかー」だと。不細工な豚は罪だな。

帰宅してまた残り物の焼きそばを食べる。隣の夏祭りは盛況だったようだが、僕だって負けてはいない。