怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

美術、音楽、食べ物

すっきりしない目覚め。エアコンの停止と駅の喧騒が気がかりだったが、特になんでもなかった。そういえば今のところは蝉の鳴き声が聞こえないので、こうして蝉のワシャワシャ鳴く声を聞くと大阪に戻ってきたなと感じる。シャワーは混んでいたがまあ仕方ない。昨日は夕方に軽い弁当を食べたきりだったので、玉出の弁当をがっちり食す。シーツに汁がとんだ。近くの玉出は朝10時に総菜類が入れ替わるようで、8時過ぎは出来立ての弁当が少しと半額の総菜が少し並んでいた。
芦屋へ。予定したより1本遅れたが、それでも10時すぎに芦屋市立美術博物館に到着。早くも暑い。今日は芦屋市民無料の日なのでさぞかし家族連れが、と思ったら全然なんのことはなかった。展覧会は「アートピクニックvol.2 呼吸する美術」。昨年のアートピクニックvol.1に引き続きアール・ブリュットの作品展だが、今年はそれ以外のものも扱っている。Vol.1はやや初心者に阿っているような商業性の高さが鼻についたのだが、今回はその欠点が払しょくされた堂々とした展示。見せ方や解説はNO-MAに劣ってはいるものの、良い作品が並んでいる。アール・ブリュットはどれも満足できる作家たちで、それ以外では森本絵利の作品がよかった。500円の図録を買いました。
駅まで炎天下を歩き、香櫨園から西宮市大谷美術館へ。「対話する美術/前衛の関西」展というタイトルしか知らず、前衛の関西というからには具体関連かという程度に思っていたのだが、具体にとどまらない内容でした。1階の左端はほぼ具体関連。ただそのなかにある白髪一雄のなかなか良いものがなぜか日本画などのコレクターであったはずの大谷氏の所蔵品であったり、鄭相和のミニマルな作品が存在感を放っていたり。点々と展示されている石原友明氏が座敷で来場者とちゃぶ台を囲みつつトークしていたりという充実ぶり。圧巻は2階左の「物質と時間」展示室の藤本由紀夫「SUGAR ?」。ガラス管の中で転がり続ける角砂糖の不規則な音がひっそりとした大きな展示室に響き、擬音では表現できない魅力があった。エアコンの音が邪魔だった。パラモデル森口宏一など新旧の作家たちの魅力的な作品が集まっていて、これは地味な好企画でした。石原友明氏の向かいに座っていた人はたしかここの学芸員さんだったと思うが、その人の企画だろうか。日経にも秀逸なコラムを書いており、優秀な人なのだろう。
ほかに奥田善巳氏の作品が、黒地に色を塗り重ねただけの単純な作品ながら密林や生い茂る農園を想起させる奥行きがあってよかったです。
朝の焼肉弁当が効いたのか、全く腹が減らないまま大阪に戻る。仕方ないので○か×へ。あるボックスセットを買おうかというつもりはあったのだが、記憶と価格が食い違うので保留。いや、食い違うにしても安いんだけれども、そこまで好きかっていう。変にボックスを買うより、いろいろなバンドの作品を少しづつ聞いた方がいいし。ニプリッツの2ndを1300円で買いました。知らないうちにポイントカードができていた。
んでシンズキッチンへ。日曜とはいえ3時過ぎの妙な時間帯の割にそこそこの客入り。初めてマトンビリヤニを食べることができた。マトンは肉の量は少ないんだけれども、スパイス感はチキンよりよく、選べるなら絶対マトンを選びたい。チキンの日なら普通にランチセットでいいだろう。キーマカレーもライタもおいしくて、満足。思ってたより空腹だったのか量が減ったのか、意外にあっさり平らげました。ドリンクを聞かれたわりには忘れられてしまったのでもういいやと店を出た。このいい加減さがインド料理屋。
ホテルに戻ってお休み。思ってたより遅くなったけど。にしても、あの兄ちゃんはずっといるんだが働き者だな。深夜の玉出の老店員もだけど。
心斎橋へ。少しふらふらしてからまたcompassへ。最初がDE DE MOUSE。プレイ自体は満足できるんだが、1番手では盛り上がりにくかったかなあ。といっても汗ばんでる女の子もいるわけで、自分が年をとりすぎただけかもしれない。
次がALTZ。DJだとは全然知らず最初はスルーしてDE DE MOUSEの物販に並んだりしていたわけですが、これがあまりにもよかった。出す曲出す曲がツボ。後半踊り続けだった。最高。
最後、MaNHATTAN。やや緊張もあるのか、演奏自体は少し堅めだったけれども、まずまずでした。DE DE MOUSEの物販限定EP1500円とMaNHATTANの限定デモ500円を購入。
今日は割と早めの、といっても11時過ぎですが。この時間のほうが帰る人が多いみたい。へえ。