怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

ボアダムス@品川ステラボウル

朝遅く起きて風呂に入って、お昼も遅めと思ったがお腹がすいたので普通にチジミ。お昼前にスペインで買ってきたクレマ・カタラナの素を使って妻がクレマ・カタラナを作ったわけだが、全然固まらずにおやつに食べる頃にもトロトロ。もう一度沸騰させてようやく固まり始めたが、全然間に合わず、生温かいのを食べる羽目に。甘すぎるし、全然でした。
食べ終わって銀座へ。何のために来ているのかわからない人らがふらふらしている中、ギンザ・グラフィック・ギャラリーで「キギ展 植原亮輔と渡邉良重」。花瓶やカップ&ソーサーなどいくつかおお!と思うようなデザインがあり、商業デザインというよりはアートに近いと思わされたり、凡百のおしゃれグッズの一つのように見えるものもあり。顧客の注文に応えるという制約がある以上、商品となったものを見ただけで判断することはできないし、そもそもの向き不向きだってあるだろうし。こういう展覧会はあまり見ることがないので割に新鮮だったし、来場者が多かったのも驚いた。
そのすぐ隣にガイドブックか何かで見たことのあるメゾン・デ・ミュゼ・ド・フランスがあったので入ってみたが、国立新美術館の企画に合わせてセザンヌ特集だったので即撤収。必要な時に情報収集に利用するだけでいいだろうが、そんな客ばかりじゃ成り立たないか。
資生堂ギャラリーさわひらき「Lineament」展。大山崎で見たのは初期作品で、現在は少し傾向が変わっているとのこと。そういうものかもしれないが、インスタレーションというには中途半端な印象があり、音楽もさほど効果的とは思えない。難しいものだな、と思う。どうでもいいけど、エレベーターのところにいる案内係の爺さんがギャラリー客に対しては慇懃だなと思う。別に文句じゃありません。
結構いい時間になり、新橋駅の反対側にあるてんやで生ビールセットとご飯。入った時に係が別の客の応対をしていたからトイレに入り、出たらまた別の客の応対をしていたので雑事をこなしてたらいつまでたっても注文を取りに来ない。で、他の客に次々応対。何やってんだと思いイライラしてたらしばらくしてようやく取りに来た。邪魔してはいけない、みたいな教育もあるのかもしれないが、基本ファストフードみたいなものなんだから、手が空けば順番に応対していけばいいだろうに。丁寧な話し方なんか求めてないが、来店順に注文をとって出す、という基本的なことはちゃんとやってくれないと。混んでもないのにさ。店員が悪いというより教育が悪いと思う。ただ、ビールは先でいいかと聞かれ同時と答えたのに先に持ってこられたのは明らかに店員が悪い。まあこれしきで文句は言いませんが。
気分がいいような悪いような加減で品川へ。20年前とは様変わりだ。ステラボウルに入り、真ん中前方あたりへ。ボアダムス、2曲目のVision, Creation, NerSunで一気にヒートアップ。そこからアイさんが煽るし跳ぶしダイブするしで大盛り上がり。あそこまでファンサービスする人とは思わなんだ。そこまではよかったが、中盤あたりでモニターの上から跳んでなかなか立ち上がらない。やっと見えたと思ったら腕で匍匐前進。後ろに戻ると「氷持ってきて氷!」と叫んでる。下に落ちたのか膝で着地するはずが脛を何かにぶつけたか、とにかく骨折でしょう。大丈夫なのかと思ったが一応続行。ただ、当然だがほとんど動けず、声もしっかり出てはいるがパワーダウンは否めない。最後はまた前に出て両足で立ったりはしていたが、それで盛り上がれるかというと。最後までやりとおしたことに敬意は表するが、パフォーマンスとしてトータルではフォールトだったのは疑いようもない。伝説のライブではあるかもしれないが。演奏としてもリハーサルを何度も重ねたことがよくわかり非常に統制がとれている半面、混沌とした魅力が薄れてしまった印象もある。それは野外などではなくこの小奇麗なプリンスホテルという空間での演奏であったことも理由かもしれない。
ドリンクは飲まずに外へ。ていうか、なんばハッチとかもだけど、どう見ても飲食店ではないホールでドリンク代取って仮説のテーブルに缶ビール積み上げて流れ作業で客に渡して飲ますのはいい加減やめたらどうだ。損な飲食店がどこにある。
まあ不完全燃焼かもしれないが、といって実はそれほど不満でもなく帰宅。