怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

oono yuuki、miaou、埋火など

妻の企画で西荻窪へ。吉祥寺から歩いて行く途中、見事な桜の木が。下向きに咲く八重桜で、かなり散ってはいるがまだまだ見事な花。素晴らしいのは、隣家や向かいの家にまで枝が伸びていることで、近所の理解があっての枝ぶりなのだろう。桜といえばソメイヨシノばかりで八重桜の美しさは見逃されがちだが、わかる人はわかるのだ。
西荻窪で妻がガイドブック片手に数軒。ガイドブックに載ってる店を回るなんて僕には考えられないのだが、それはそれとして古本屋にも少し行けたのでよしとしよう。それなりに興味深くはあるが、わざわざ来るかと言われたら。妻の悪い癖でお昼ご飯を食べるそぶりが全くなく、強く言ってようやくお昼。こちらは限界を超えていたので手近にあった「とも吉」というお店に。お昼なんだが朝御飯という設定が意味不明でこの時点から気に入らない。空腹で仕方ないので早くできそうな海鮮丼を頼んだが、のんびり洗い物などをしていつまでたっても出てきやしない。やっと出てきて8割がた食べ終わったころに味噌汁を持ってきた。味はともかく、やってることがろくでもない。二度と行かないだろうな。そもそも西荻窪に行く用事もないが。そういえばスペイン料理屋のメニューを見ていたら「今満席ですがもしよかったら・・・携帯に連絡も・・・」とか。満席ならいちいち声かけなくていいよ。
妻的にはこのあと井の頭公園という予定があったらしいが、だったら食事は早めに与えてほしい。
帰宅してベッドに倒れ込み、5時まで熟睡。
慌てて渋谷へ。開業したばかりのヒカリエに行き、8階の小山ギャラリーでダミアン・ハースト「NEW SPOT PRINTS」展。ハーストはドラッグストアと髑髏を見たことがあり、どちらも(特にドラッグストア)強い印象が残った。しかしこのSPOT PAINTINGは過去の作品を背景にした金稼ぎにしか見えない。こんな木版画、50枚以上のエディションに50万も払う人がいるから笑いが止まらないよね。作品としてはむしろ隣の「透明な混沌/Crystal Chaos」展のほうがはるかに素晴らしい。特に青木良太と青木克世ね。しかしヒカリエは大混雑でエレベーター等の場所もよくわからずかなり無駄な動きをしてしまった。
慌ててO-nestへ。
最初がoono yuukiバンド。ソロではてんで見たけれど、やはりバンド編成の幸福感は別物で、いろいろ思い悩むことが多い僕には素晴らしい30分のプレゼントだった。
次がmiaou。昔sunsuiでのepic45とのライブ以来だからかなり間があいている。その時の記憶はあまりないが、昨年出たアルバム同様のいいライブ。またどこかで行かないといけないなあ、と反省。
3番手が埋火。志賀さん復帰で体調を心配していたが、笑顔で叩いているし大丈夫そうでよかった。演奏そのものは埋火としてはベストのものではなかったが、須原さんが気を吐いていた印象。
最後がwater fai。昔これもsunsuiで見たんだったか。悪くないんだけど僕の好みのギリギリ外くらいなのでなかなかどうも。大阪のバンドらしいしゃべくりMCがなんかほっとする。
終ってmiaouとアニス&ラカンカのカセットテープを800円と700円で買い、満足して帰宅。4組とも見たいライブなんてなかなかないので、とてもありがたかった。