怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

くたばれトーキョシティー

午前中いろいろ片づけなど。あっという間に昼。妻が(僕も)気になっているという近くのつけ麺屋「三ツ矢堂製麺」へ。なにしろいつ見ても客が入ってるので、一応行っておこうかなと。780円の基本料金で麺が大盛りまで無料なのはポイント高いしつけ汁もまあいい感じ。ただ、麺はなんというか普通。僕はそんなにつけ麺にこだわりがあるわけじゃないが、つけ麺の麺は塩でも食べられるくらいの存在感が必要じゃないかと思うのだが、その点ちょっと。なぜこんなに流行ってるのかはわからずじまい。妻はジャージャー麺を食べていて、そちらも悪くないが880円は高いかなあ。
六本木へ出発。六本木ヒルズ森美術館に入ろうとしたらエレベーターに乗るのが順番待ち。なんだこれと思ったが、同時開催中のONE PIECE展が混んでいるらしい。ということは、夜のほうが子供がいなくて良かったかもしれないな。
でイ・ブル展。ソウルで見たのと同じ作品かもしれないものなど点数とバリエーションはかなりあり、特に印象深かったのは合わせ鏡を利用した作品で、無限の闇に吸いこまれそうになる感覚がよかった。あとは窓に向けて展示された犬がゲロ吐いてる作品。全く同感だ。床が鏡面になっている展示エリアがあったけれども、よほどスカートが短くないと中は見えないしそもそも見たいような客もいないしでがっかりした。初の大規模個展という触れ込みも納得で、作家の内的世界にそこまでのインパクトを感じないので、個展よりはソウルで見たような展示の仕方の方が心に残る気がする。作家性というよりは作品性の作家というべきか。
あと、予定外にホー・ツーニェンの作品上映もあり。台中で見たEARTHには及ばないものの、カメラワークと編集の見事さはすさまじくて思わぬ収穫でした。
終って展望台を一周して下へ。ショップでは村上隆らのみやげ物が売られている。東京に来てつくづく思ったことだが、東京ではアートが消費財とされていることを事あるごとに感じさせられる。いいのかなあ、それで。せかせかした日常のなかでアートに触れ、気軽に買い、すぐに捨て、そして次へ。そんな東京の街にゲロを吐きたいよ、俺も。
バーガーキングで夕食。
六本木super deluxへ。意外なくらい広いスペースで、小憎らしいセンスが効いていて、「好きだよでも嫌いだよ」の気持ち。それにしてもドリンク代700円ですか。場所柄かもしれないが、なんかなあ。スプリッツァ飲んだから元はとってるけどびっくりした。
de noise 5は長丁場なのでどうかなあ、と思った通り、終盤がバテバテでした。未聴の人ではd'Inciseが一番気に入ったのでCD買いました。1000円。あとはJim O'Rourke + Norbert Möslangのセッションもよかったけど、このあたりはバテバテだったしな。非常階段は、よかったけどJOJOさんのキレがいま一つな気がして。
全部終わってからCD買って帰ろうと思ってたけど、最後のMARUOSA vs Syndrome WPWがだっさいわ延々とやってるわでさすがに途中で帰りました。やっぱ5時間以上のイベントって無理があるわ。
驚いたのが、牧野貴さんが来てたこと。ジム・オルークも出てるから不思議ではないんだが、僕のことを覚えてたこと自体驚きだし。そういえばイメージフォーラムで上映もあるようだし、また見に行こうと思う。だいぶ酔ってたので何も言えなかったけど尊敬してます。