怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

溺れたエビの検死報告書→Sleeper Hallucination Camping #018

お昼は適当に焼きそば。まあまあですな。蒸しを入れた方がうまいんだが、面倒で。
出かけて、クリスタ長堀のイベント地帯で手袋を購入。525円にしては結構いい感じ。525円にも手を抜かない僕なのでじっくり選んで相当時間をかけました。
○か×をざっと。今日は特になかったです。
ヒミツ大学の会場のVEDETTE BOITEに着くとちょうど2時くらい。少し待って開場。
最初にいきなりライブがあり、エビの皆さんが入ってきた瞬間に女の子が泣き出した。昔の仮面ライダーショーとかでも怪人が入ってくると子供が泣き出すのが普通だったから、それと同じ。最初にライブか、と思っていたら1曲でひっこんでしまい、え、まさかもう終わり?と思ったがそこからトークをして最後にまたライブという構成でした。まあ溺れたエビの検死報告書を知らない人がもしいたらまず見ておかないとトークについてこれないからね。
トーク樋口ヒロユキさんとエビの演出をしているという山本一慶さんで進行、途中004号&029号とPA工藤栄一さんが絡むという流れ。
結成した10年前、当時山本氏がエビを買っていて、造形的にも面白いのでエビをモチーフにしたこと、衣装は基本的にすべて山本氏がデザイン・制作していて服のミシンがけだけは外注していること、マスクは何代にもわたって改良されていて細部に至るまで実際のエビを参考にしてきて赤い色は京都二条の和紙屋で大量購入していること、最新作はむしろ簡略化することで人がイメージするエビに近づけようとしていて材質もプラスチックを使っていること。その最新型、確かにエビのイメージはあるが、その分異形さというか怪獣性のようなものがなくて、僕としては元に戻してほしい気が。
動きのモチーフは仮面ライダーアマゾンを参考にし、手のワシャワシャはエビの口の動きをもとにしていること、エビに改造されるとまずワシャワシャの特訓を30分やらせること。
メンバーの入れ替わりが多い(ここ数年は安定してるとのこと)ので単調なリズムを積み重ねるポリリズムにより音を作っていること(意外にも。テクニシャンぞろいの印象があったが、それはむしろ作曲の手腕らしい)、楽器が多いのでPA工藤栄一さんがメンバーのような存在としてやっているがそれでもリハーサルは時間がかかり、今日も9時入りだった(つまりオープンの5時間前)こと。なるほど、そうそうライブハウスでライブできないわけだ。
休憩時間には昔のエビマスクをかぶったり、あと今度出るCDのジャケットに使ったアイテムなども並んでいてサービス満点。まあサイン色紙2000円とか記念撮影500円とかは、ん・・・と思わないでもなかったが、山本氏・樋口氏の言うように頑張るほど貧しくなっていくというアートの世界からするとそうするしかないということのようだ。なるほどなあ。
最後にライブ。正直な話、せっかくのワンマン?なのでもっとライブを聞きたかったとは思うが、会場がそもそもスタジオなので普通に明るく、「深海に蠢くエビ」みたいなおどろおどろしさが微塵もないのが残念。これだけ演出に凝っているエビがこの会場というのはいかがなものかと。
そんなわけで肝心のライブのところに不完全燃焼ですが、でも総帥じゃなかった山本氏の貴重なお話を聞けたし、DVDも頂いてかっぱえびせんもゲットしたのでよかった。次はライブを堪能したいですが、あとCDはいつ発売なんだろう。
そうそう、スタッフにカッコいいカメラマンとかマリリン・マンソンみたいなお兄さんとかいて、そういうところも楽しかった。
終わって近くの帝塚山ギャラリーで住吉明子「サムシング・ライク・イット」。スタッフから完全に放っておかれる自分。僕としては特に感じるところもなかったが、案外売れているようだ。インテリアというかオブジェとしては使えるのかな。
早めに終わったのでぶらぶらと歩いて安治川倉庫Floatへ。今日のSHCは無料ということなんだけどなにしろ寒いのでいつも以上に人がいない。無料では申し訳ないのでカレーを食べたわけですが、これがうまかった。見た目はククレカレーですが何だろう、香りがいい。量もたっぷりで、これは毎回食べなければ。
ライブはいつも通りというとあれか。画面が消えたのでなんだろうと思って受付のところに行くとトラブルだったらしい。でもそこのラジカセで音を聞きながら盛り上がってるのもなかなか楽しかった。ほかに梅酒のお湯割り(ちょっと苦い)を飲んで美術手帖も300円で買いました。中座して戻ったら寝袋と食べかけのポテチが片づけられていて何だろうと思ったけど、もしかして風で飛ばされて迷惑かけたとかかな。寝袋を借りたので寒さはほどほどだけど、タイツを履いても脚は冷えた。次はカイロか毛布がいるな。上はダウンとマフラーとフリースで大丈夫だったので、真冬でも大丈夫な気がする。次は2月だと思う。また行こう。