怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

台湾3日目・新竹と内湾から台北へ

ミスマッチですが

朝食券をもらったのだが、台湾に来てまでモーニングセットなんて別に、ということで駅裏にあるという石家貢丸へ、と思ったら地図を忘れた。まあいいか。でたらめに歩いてみたが全然たどり着けず。後でわかったが、近くまで行って引き返していた。しょうがねえな。ただ、昔ながらの路地や原付の後ろに犬をのせている(というか座席で犬が踏ん張ってる)おばさんを見かけたりしてなかなか楽しかった。時間が無くなり、ホテルに戻る。まあ貢丸って一昨日の乾麺に載ってたけど、そんな好きでもないし。でホテルの朝食になったけど、これがビーフンやら魯肉飯やらが食べ放題のすぐれもの。おいしかったしコーヒーも飲めて満足でした。最初からこれでよかったな。どうせトーストとか三明治だろと決めつけていました。
食べ終わって支度して出発。チェックアウトのときに荷物を預けるのを忘れ、ごろごろとホームで引きずってから気付いた。外のコインロッカーに預けて再出発。コインがあってよかった。20元無駄にしたけど。というか、20元は3時間までで、出すとき更に20元入れさせられたけど。
内湾線は復活したばかりだそうで、そのキャンペーンで無料券を窓口でゲットしたのでタダで乗車。こういうとき漢字はわかりやすくていい。貼紙見て、無料券をどこの窓口で配ってるか一瞬でわかる。ただ、列車がローカル線の風情が全くないラッピング車両というのが残念でした。
さすがにタダ、そもそも土曜日なので途中からもどんどん人が載ってきて結構な混み具合。1時間で内湾に着いた。吊橋を渡り、なぜか小学校で運動会をやっていたので学校内含めて見学。日本とそんなに変わらないなあ。でも山の中なので生徒数が少ないのは当然か。両親やなんかが見に来てるのは日本と同じだな。小さな街なのでのんびり見て歩いても1時間余り。噂の野花姜粽15元を食べてみたけど、少し風味がある程度で特別な感じはないかな。あと黒糖の蒸しパン25元を食べたけどこれも普通。名物なんだろうか。内湾老街といえば派出所も名物だそうだし、あと劉興欽博物館も有名だそうだから行ってみたけど、50元取られた割には何にもなくって。お金と時間の無駄でした。
帰りは切符の提示を求められることもなく乗車。座れなかったけど車窓の写真を撮るからいいです。隣では鉄道マニアらしき兄ちゃんが時刻表を片手に時計をちらちら見ている。兄ちゃんは熱心で彼女はそんなに関心はないようだが好きなんだろうな。竹中で乗り換えて新竹へ。乗り換えの時、間違えて乗ったらしき人がいて、すると例の鉄道マニアがさっと近づいていってなにやらアドバイス。カッコいいじゃないか。新竹で最後もう一度黒猫付近まで行って戻る。昨日食べ損ねた阿城號の炒米粉35元と貢丸湯35元を頂いたが、特別うーん。満腹だしね。そもそもビーフンは作り置きですよ。コインロッカーから荷物を出したら、20元というのは3時間料金らしく追加でさらに20元。まあしょうがないか。
自強号177元で台北へ。噂通り、席には誰かさんが座ってたけど席を交換する形で。ふむふむ。こういうのはコミュニケーションをとる台湾人ならではだな。電車なんかでもよく他人同士おしゃべりしてるし。
台北に着き、3度目のYMCA台北へ。地下通路を上がるのに手間取ったが、さほど迷うわけもなくフロントへ。3泊分5400元を一括払い。部屋は604号室でエレベーターにも近いし狭いが清潔で十分すぎる。少し前に改装したらしく以前以上のお得感がある。
残念ながら雨だけど、予定していた台北當代藝術館は大半地下通路で行けるので割とよかった。にしても、最初に台北に来たころとは雲泥の差だな。おしゃれで清潔。あの居心地の悪さというかはぐれ感がないのは残念。
当代藝術館は意外と小さく、なぜか前の展示「臺灣當潮時尚設計展 FIT: Fashionista In Taiwan」が期間延長していた。ファッションか・・・と思ったが、意外と面白かったです。ひたすら美しいもの、社会批判を交えたもの、いろいろあって意外と楽しめた。陳召力彦「GODDESS」が神々しいばかりに美しかったし、沈若男「困惑」や「向品牌至敬」のシニカルなまなざしもよかった。2周してショップで過去のハンドブック詰め合わせ80元を購入。多分来場者にタダで配っているものだと思うけど、旅行者にはありがたいです。今回の図録やハンドブックはなく、品切れになったのかな。しかたない。過去の図録もそこそこ面白そうだったけど、文字が割と多いのでやめときました。入場料50元でした。
意外とさくっと見終わったので中山駅周辺の地下街を歩き、当代藝術館のショップやサテライト展示などを見学。中山駅でお金を下ろしてEASY CARDを購入。そのままTCACへ。人通りのないところにひっそりとあるもんだからどうしようと思ったけど忍び足で侵入。やっていたのは「2011 Local to Local – 釜山在台北 -」普通に見れました。塩田千春を彷彿とさせる金順任「彩虹城市」もよかったが一番良かったのは金聖淵「穿越(trans -night flight-)」でした。アニメーションかな、粗い波のイメージとその上を飛ぶ鳥の映像が旅の疲れを癒してくれました。月並みですけど。1Fに関係者が制作したのかな、U FA「邂逅」というCDの返品されてきたのが山積みになっていたので買いました。400元くらいのところ150元。帰って聴くと予想とはちょっと違う感じだったけど、まあいいです。
その後カイカイキキへ。ちょうど村上隆をやっていて、閉まる前だし雨だしで誰もいないんだけど係りの女の人がずっと監視。落ち着かなかった。ただ、これもよかったです。いろいろ言われているけど、実際見るとやはり別格の力強さを感じる。
台北駅でwi-fiの申込をしようとさんざんうろうろするも発見できず。後に申し込んだところはエキナカだったので、ここもそうだったのかもしれない。
さて夕食は夜市を考えていたけど雨ではちょっとどうか、ということで小籠包に。3度目は別の店と思って今回は明月湯包を考えていたけど、時間的に無理そうだったので結局鼎泰豐に。割といつも混んでるはずだけど閉店間際なので余裕でした。んで案内の女の人が超美人。接客してくれた皆さんも感じよくって、高いだけのことはあるなと。小籠包と蝦肉蒸餃半分、ミニ芝麻大包1つは余裕すぎで後悔した。うまかったし。やっぱり日本で食べるよりずっとおいしいと思う。高いといっても347元って日本円で1000円だしね。
バスで帰り、ホテル前の光南大批發でCDを見ていたら猛烈な便意によりあえなく撤退。これが悔恨を残したわけですが。
疲れて眠れるかと思ったらそうでもなく悶々。