怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

JIM O’ROUKE / カヒミ・カリィ with 大友良英

ポスターもらって帰りました

お昼を食べてばたばたと京都へ。
まずTake-Jに行くと壊れかけのテープレコーダーズ「箱舟」が1080円で置いてあるではないか。ご本人から買うつもりだったけれど、見てしまった以上は仕方ないので買う。ついでにセール品の中からジャケ買いでCaptain Soul「Beat Your Crazy Head Against」100円。背中しか見えないセール品だけれども、なんとなく呼ばれている感じはあるものだ。
次に献血ルームへ。血小板と聞いたつもりだったが血漿だったようだ。ここはお菓子が豊富で、カントリーマアムだけでなくおせんべいなど6種類ある。それに献血前は別の待合になっているのも落ち着いていていい。DVDも好きなものを見られるのはいいが、ろくなもんはないよね。そもそも1時間もかからないのに映画を見ても仕方ない。と思ったらウルトラQの7巻があったのでそれにした。時間は実質30分くらいだろうか。どうということもなく終了。受けながら飲み物を飲めない(テーブルが小さい)のだけが欠点だろうか。終わった後30分休息して退出。記念品はミニタオルと歯ブラシでした。実用的でいい。
寺町通りを南に下がった古本屋で石川淳「夷斎風雅」200円。状態もいいし、お買い得。元の持ち主が読了日を記しているのが筆なのがまた石川淳らしくてよい。
100000tでふちがみとふなと「ふなとベーカリー」1300円、TEI TOWA「FLASHER」300円。FLASHERはTake-Jで680円だったのを見て悩んだんだけど買わなくて良かった。さらに澁澤龍彦の「女は〜」がここにもあった。そう多くもなさそうなブツが3月に3度も見かけるとは思わなかった。「ラブクラフトの遺産」が600円であったが、かなり悩んだ末にやめた。あと、原律子の「奉仕ノ白薔薇」を久しぶりに見かけた。昔よく読んだもんだ。
例によって大戸屋でご飯を食べ、鴨川の河原を歩いて丸太町のメトロに向かう。水音が気持ちよく、ベンチで寝転がって雲の切れ間を見上げていると落ち着く。いつも思うけどライブより鴨川の河原のほうが楽しいかもしれない。
メトロの入口に「当店はダンスさせる場所はありません」と掲示されてる。さすがにあのオーナーはこういうところがしっかりしてると思う反面、世知辛い世の中が嘆かわしい。
今日は がDJとのことだが、カヒミカリィらの曲を流している程度で、特に聴きどころはなく、8時過ぎにスタート。
カヒミ大友良英に最初と最後の曲で熊谷和徳がタップで参加。このタップが、パーカッシブでよく合っていた。難を言えば、少し音が大きすぎ、音数が多すぎると思ったが、なかなか面白い。間近で見るカヒミさんは年齢を感じさせつつ美しい。何歳になっても若づくりできれいと言わせる類の連中とは一線を画してる。そんなカヒミ様に「かわいー」とか言うな馬鹿なおばさんよ。数日前から京都に来ていたとのことで、昨晩熊谷氏と喧嘩してきまずくなっていたとか、娘がジムさんに似ているとか。あとで娘を熊谷氏が抱えて出てきたのだが、これがほんとにそっくりだった。髪型と後姿の脇のところが似ているとか言っていた通り。すごくかわいかった。メトロは楽屋が丸見えで音も筒ぬけなので頻繁に声が聞こえていたが、その声がときおり絶妙のタイミングで入ってくるのも楽しかった。ただ、友人の子は余計かな。大友さんのゆったりとした波のようなギターにささやきつぶやくようなカヒミのボーカルが素晴らしかった。
続いてジム・オルークソロ。ノイジーなギターソロとボーカル曲(ユリイカ!)を交えての構成で、オン・フィルモアのキャンセルの穴を感じなかった。客多かったし。ジムさん結構しゃべっていて、酒飲めとかこのギターはハードオフで買ったとか。最後に熊谷氏と共演で終わり。大友さんと共演もちょっと期待してたけど、なかった。まさか1時間半もやるなんてで終わったのが11時。やばい。
余韻を楽しむどころでなくそそくさと帰ってしまったけど、それでも家に着いたのが0時半過ぎだからしょうがない。それに値するライブだったから、あまり疲れもなく、なかなか寝付けなかった。