怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

朝妻がツーリングに出かけたので僕は西宮市大谷記念美術館。スクーターですんなりと着いた。「アフリカの仮面と美術」なんて閑散としているのではと予想していたが、いくらかはお客さんもおり、それなりに愛好家もいるようだ。
展示室は4つのうち3つしか使っていない。密度はほどほどなので、少ないとまでは思わない。タイトルの通り仮面が中心であとは像や細工物、布など。善し悪しの程度はわからないが、それなりに惹かれるものも多い。ビールを飲んでいる像や飛行機をかたどった椅子があるのが不思議だったが、暑いところに木製なので100年くらいしかもたないものが多く、必然的に最近のものが含まれているらしい。西欧文化が入ってきて以降のものでも、いかにもアフリカンアートらしさがしっかりとあるのが面白い。デフォルメの仕方が独特で、デザイン的だ。こうしたものをまとめてみる機会はあまりないので、来てよかった。
使われなかった展示室で土産物を売っており、現地の部族が作った像なども置いてあり、正直欲しくないわけでもないのだが、万単位となるとそうもいかない。ただ、ああした装飾品の値段としては決して高くないとも思う。お金持ちなら買うんだろうな。僕は貧乏人らしくラフィアで作ったカメレオンの人形683円。こんなもんです。少し大きいのは1260円だったが、まあ気に入った奴ってことで。図録は2000円だったが買わなかった。立体のものが多いので、図録での鑑賞がなじまないのと、撮り方もよくない。最後の常設展示室は全然期待してなかったけど、梅原龍三郎が4点あった。にしても、ここは毎回企画と常設が水と油で、大谷さんの遺志とかはどうなってるんだろうか。
最後に初めて庭園を散策。名前は知らないが花も結構咲いており、鳥は鳴いていて、いい感じ。しかも最後にいい感じの彫刻が置かれていて、近寄ったら岡本太郎だった。これは良かった。
建石のブックオフへ行き、ラブ・タンバリンズ「Alive」250円の半額で125円。しかも金券を使ったので払ったのは75円。申し訳ないくらいだ。
お昼は阪神西宮の翠鳳で550円のボリュームアップ定食。手羽先の唐揚げがかなり小さくて驚いたが、値段が値段なので文句はない。文句はないが、水が臭いのはなんとかならないのだろうか。
山幹沿いのブックオフは収穫なく帰宅。
夜、妻と夕食。その後買って来てくれたエス・コヤマの小山ロールを食べる。変わらぬおいしさ。妻は職場にも持っていってたが、案外食べたことのない人が多いらしく喜ばれたらしい。何度も食べているうちは恵まれているのだな。欲を言えばきりがないのだ。