怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

午前、クリーニングを取りに行ったり明日用のガイドブックを借りに行ったり。四国のはクズしか残ってなかったが、無いよりマシ。
昼から京都。三条から北を中心にまわる。100000tにてdakota suite「signal hill」1100円、ブーティーズにてROVO「Pyramid」1000円。大戸屋で早めの夕食。5時前は空いていて居心地がいい。
5時ごろバスで銀閣寺道に向かい、善行堂で石川淳「落花・蜃気楼・霊薬十二神丹」600円「夷斎筆談・夷斎俚言」800円。長らく探していたものに出会えると、ああここはいい古本屋だと思ってしまう。永井荷風随筆集にも手が伸びたが、さすがに最近散財しすぎだと思い止まる。えらい。
哲学の道を歩く。結構いい感じの道です。6時前で観光客がほとんどいないのがよろしい。人ごみだったら最悪だけど。
法然院に到着、意外と人がいないな、と思いつつ境内に入る。新緑の季節ということもあるが、緑が深く静かで落ち着いていてめちゃくちゃいい感じで、これはまた来るべきと思う。こういうとこでライブなんて幸せすぎる。さてと会場の講堂に入ると、もうかなり埋まってる。人がいないんじゃなくてみなさん開場待ちの勢いで来てるんですね。そういう人もいるのは予想してたけど、そういうレベルじゃないんですね。呆れた。
最初が前野健太。ギターも曲も僕好みなのだが、ボーカルが残念。インストするには詞がいいので、誰かボーカリストを入れてやると良いのではないか。講堂は障子を開けっ放しで、庭の小鳥や蛙の鳴き声が合間に聞こえて、これもすごく良かった。
続いて川本真琴。昔のままの声。緊張のせいか結構しゃべっていて、「そうそう、そうなんですよ、あれですよね」と何度も言っていた。関西のライブは8年ぶりくらいらしい。こないだ観光に来てやまもとでネギ焼食べてる暇があったらライブしてよ。曲はほとんど最近のなのか、知らない曲ばかりだったが、いい感じだった。この雰囲気には合ってる。一度終わってから最後に前野健太とのセッション。なかで「愛の才能」をスロー&メロウにやったのが印象的だった。
終演後、隣の部屋の前を通ったら隙間から奥のほうに川本さんがちょこんと座ってるのが見えた。セッション時の衣装が白いのをうちかけっぽく羽織っていて女郎風味だったので、それがまたはまっていた。
買う予定は全然なかったのだけれど、特典CDにつられてCDを買ってしまう。だから散財はやめろと。自己嫌悪。