怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

ホテルをチェックアウトして、そのままホテルショパンに荷物を預けて、モンパルナスへ向かう。わかりにくいと聞いていたが、特に迷うこともなくたどりついた。ただ、メトロからの乗り換え通路が長く、予想外に歩かされたが。切符も問題なく買え、列車のホームも確認して、あとはぶらぶら。駅で人が行き来するのを見るのは楽しい。手頃な洋服屋さんなんかもあったりして、中心部は高級店かチェーン店ばっかりなんだなと気づく。
発車直前に乗り込んだら結構たくさん人がいて、ちょっとあせったが空席がみつかり一安心。
シャルルトルには定刻に着き、駅から大聖堂も見えるので迷うようなことはない。大聖堂をちょっとだけ見て、すぐにピカシェットの家に向かう。あちらは12時で一旦閉まってしまうので、11時前の今から行けばちょうどいいはず。
しかしこれが意外と長い。ガイドブックでは20分とあるが、30分近くかかる。ただ、道中きれいな花が咲いていたり川があったりで楽しいしのんびりしているので、道に迷う不安以外は歩いてよかったと思う。ガイドブックの地図はどうも縮尺がおかしい気がする。特に周辺部は。
途中家の前に立っていたおばさんに拙いフランス語で道を尋ねたら、「あっちよ〜」みたいな感じで教えてくれた。マダムって感じ。
ピカシェットの家に着いたのは11時をだいぶまわっていたけど、まあしょうがない。でもそんなに大きなものではないので、30分くらいで堪能できる。途中で家族連れも帰って僕一人になったのも良かった。45分くらいから見回りのおっさんがいらいらしながら回ってきて、早く帰って欲しそうにしてる。こっちもぎりぎりまで粘るつもりだったが、そんなにイライラした気持ちで見てもしょうがないので7分くらい前に帰ってあげた。おじさんは速攻で帰宅してたが、歩いて1分じゃないか。
帰りは墓地の中を通った。この墓地が広くて芝生もたくさんあって(いずれは墓地になるのでしょう)、ベンチもあって、大聖堂がよく見える。天気はいいし、もう最高。しばらく座っていたけど、あまりここにいるとレストランが閉まってしまうかもしれないので引き上げる。途中の川にかかる橋には石造りの残骸があり、昔門だったのがドイツ軍の爆撃で崩壊したものらしい。
大聖堂の下あたりにレストランがあり、そこで昼食。よくわからずに頼んだら内臓のソーセージだった。一応がんばって食べた。まあこういう経験もいいでしょ。ワインは250mlのしかないというので飲んだら、案の定酔っぱらって知らないうちに寝ていた。店のおじさんに軽く起こされ、店を出た。だってテラスはほんといい気持ちだったし。
酔いの残るまま大聖堂を見学。中の椅子でまたうとうとしたり、これはこれで気持ちいい。4時過ぎになり、さすがにそろそろ帰らないとまずいので駅に行く。その前に路地巡りをしてたらギリギリになってしまったが、なんとか間に合った。
パリで一旦チェックイン。中もクラシックで、階段もいい感じ。部屋も広いし、バスタブもある。こりゃ人気なわけだと納得。
明日に備えてシャンゼリゼのFnacでミュージアムパスを購入、さらにポールでパンとマカロンを購入。今日の夕食。
前回泊まったニッコーのあたりに行ってみようと思ったが、どうもうろおぼえすぎてよくわからず、しかしエッフェル塔のライトアップを見たのでよし。観光客がたくさんで、特に治安も問題ないようだ。駅が遠いのでバスを使おうとしたが、路線図を確認している間に行ってしまい、次のバスまでかなり待たされた。そのうえエッフェル塔を見ながら通ぶって現在地の確認を怠っていたら行き過ぎる始末。歩いて戻って地下鉄に乗り換えたが、だいぶ遅くなってしまった。まあしょうがない。