怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

朝早く起きて駅でパリ行きの列車を確認。予想外なことに予定通り出るらしい。で、駅の東側を少し散策。夜明け前の暗い街。新市街なのでとくに何があるわけでもないし、ジュネーブと違って坂もないので面白みには欠けるが、まあいい。女性の一人歩きもあり、治安はよさそうだ。風邪も治りきってはいないが、少し良くなった気がする。Paulでできたてのサンドウィッチ・パリジャンを買ってホテルで朝食。思ったほどおいしくはなく、Paulは菓子パンがおいしいのだろうと思った。
7時半にチェックアウト、無事TGVに乗り込む。1等は静かで落ち着いていて、雰囲気はとてもいい。一人がけの席なので気兼ねもないし。パリの予習をしているうちにすぐに着いてしまった。
リヨン駅では緊張したが、難なくタクシー乗り場を見つけ、順番を待つ。黒人の男が整理をしていて、僕の番になると勝手に荷物を持って行ってトランクに入れ、チップを要求してきた。たしかにやってることはチップに値するが、頼んでもいないのに。自分で出来るのに。仕方なく1ユーロ渡すと不満を言っていたようだが、知らん知らん。
運転手は白人のやせた男で、回り道をされないか少し不安だったが、最短ルートで行ってくれてちょうど11ユーロ。ちょうどを渡したが、12ユーロくらい出しても良かったかなあ。
ホテルに荷物を置いて、すぐにジャックマール・アンドレ美術館に出撃。まず地下鉄でNAVIGOを買おうとするが、自販機をいくらいじってもその項目が出ない。仕方なく窓口で聞いてみると、買えた。しかも勝手にゾーン2のチャージまでして。それはいいが、態度がぞんざいで見下したような感じで、やだなあ。
先にプランタンなどを視察。その後美術館へ行き、地下鉄を降りると道に迷ったりもしながら、なんとかたどりついた。まずカフェで昼食。確かに豪華な雰囲気で、一人出来ている山歩きみたいな格好のおじさんが確実に浮いてる。キッシュで満腹になるのかという疑問もあったが、すごく大きなキッシュで卵たっぷりなので全然そんなことはなかった。デザートのケーキもでかいし。食べた後は美術館。ものは特別に興味はないながらも、豪華な邸宅で美術品に囲まれて生活をしていた感じがすごく、これはこれで良かった。
一旦ホテルに戻ってチェックイン。狭い部屋だが、まあ仕方ない。簡単に荷物を整理して次はピナコテークでムンク展。まさかの行列で驚いた。中も結構な人出。作品はそこまでレベル高くはないが、いいものもあったのでよしとしよう。しかし解説の前に人だかりがしてるのはフランスも同じなんだね。
再度ホテルに戻り、思案した結果ジュ・ド・ポームへ。ここは をやっていたのだが、写真といっても社会派というか、世の中の一面の一瞬を切り取った、というような奴で、あまり気に入らなかった。館内にレストランもあるようだったが、体調もあるのでスーパーでクスクスみたいなサラダと鶏肉のレトルトなどを買って帰る。安ホテルでのわびしき夕食。