怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

3日目

今日も早起き。よって明け方の街を撮りに行く。なかなかいい。ジュネーブの旧市街には全然興味がなかったけれど、雰囲気があってそれでいて適度な生活感もあって、安全で坂があって曇ってる。言うことないね。夜が明けてすぐ蚤の市を見に行くが、早すぎるのかなにもないので引き上げる。
ホテルに戻り、ローザンヌへ。徒歩で大聖堂方面に向かう。ジュネーブに比べて田舎町の雰囲気で安心感がある。しかし寒い。大聖堂を見学し、市場をぶらつく。パンやチーズ、雑多な品々など。買ってもよさそうなものだがとんと購買意欲が起こらない。開館時間を待ってアールブリュットコレクションへ。1時間ほどで見て回る。あまり感動がわいてこない。これでいいのか。もしかしたら空腹のせいか、と思ったので食事に一旦外出、どこもあまりぱっとしないか閉まってるのでベトナム料理店に飛び込む。どうせ安いだろうと思ったら大違いで、安っぽい店構えのくせに結構なお値段。ほんと失敗続き。しかもカードは使えないって。まあ汁なしフォーはうまかったしワインも飲んだしでいいけれど。満腹になりパワーが出てきた。戻ってさらに2時間見学。やっと心が動き始めた。最初の1時間が無駄だったな、やっぱり食べるもの食べなきゃ、と反省する。そうでなきゃ、昨日行っておくか。特集の はいまいちだったし、ダーガーも20面近くある割にあまりいい場面がなく、不満はあるが、良いものも多かった。コレクションの図録とabcdの書籍を購入。ポスターも4つ。ポスターはいいものはたくさんあるがでかすぎる。そうだ、昨日のmamcoもポスター買えばよかった、と思った。ほんと駄目だ。3時ごろ出て、エリーゼ写真美術館へ。このころには風邪の初期症状がはっきりしていた。歩くのがしんどい。そのくせというかそのためというか、道をまちがえたりで無駄な動きばかり。Sally Mannの写真展だったが、これがすごくいい。何の情報もなく見たのだが、すごく良かった。体調が悪いのにこれだけ心が動くのはすごい。写真集を買おうと思ったが、米国版を輸入しているようだったので、それなら日本で買っても一緒かと思い冷静にやめておく。ここもポスターがでかすぎて買えるものがない。全種類買いたいくらいだったのに。
ローザンヌの駅で明日の朝食用のパンを買い、ホテルに戻る。ふらふらなので夕食はホテル近くのマクドナルド。情けない。夜早めに就寝。今は体調回復が優先だ。