怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

2日目

朝は早めに目が覚めたが、思いのほかすっきりしている。ちょいと散歩をして、ついでに朝食用のパンでも、と思ったが、パンだけでも結局高いことを確認、ホテルで19フランのバカ高い朝食を食べる。期待した眺めは思ったほどでなかった。
今日ローザンヌに行ってもいいかと思ったが、一応予定通りモントルー行の切符を買う。カードも使えたが、バス利用も考えると小銭がほしいので現金を使った。出てきた紙が切符らしからぬこと、金額が違ってるような気がしたが気にせず乗り込む。検札が回って来て得意げに出すとこれは切符じゃないよカードのレシートだよと。罰金とられてもしょうがないところを見逃してもらえたが、ニヨンで下車するしかない。仕方なくニヨン観光。田舎で人がいないのでのんびりしていい感じだが、ミスで大金をロスしたことや、自分の能力の低さにしょげかえり、あまり楽しめなかった。そもそもここは食事がてら来るつもりだったのに。しかも変な募金詐欺みたいのにひっかかりかける始末。しかし2フランを出して最低5フランとか強気なことを言われた瞬間頭にきて無視して立ち去った(罵声を浴びせられた)ので、結局被害はなし。ニヨン駅で今度こそ切符を買い、コンポストしようと思ったら出来ない。電車を乗り逃がし、ガイドブックを読むとどうやら不要なような。準備不足としか言いようがない。飛行機の中ででも、そういうのを確認する時間はいくらでもあったはずなのに。
モントルーに当初予定から2時間遅れて着き、シヨン城まで歩く。花が咲いていて気持ちいい。モンブランもかすんではいるが一応見える。1時間ほど歩いて到着。シヨン城、見ごたえあるといえばあるが、堪能するというほどでもない。
帰りはバスにしたが節約のため1つ歩いたせいで乗り逃がしてしまう。バス車内では切符を買うのに苦労したが、親切な人が「後ろに券売機あるよ」と教えてくれた。降りてコカコーラを買って、駅に着いたらまさに列車が出るところで乗り逃がす。コーラを買わなければ、バス代をケチろうと思わなければ。やることなすこと裏目。結局ジュネーブに戻ったのは夕方になり、2時間ほどしか時間はないが一応mamcoに行く。これも少し迷ったがなんとか着いた。なんか廃校になった学校を再利用したような建物で、これはこれで趣があっていい。展示品も、特集している はいまいちだったが、河原温やクリスト、 などいいものも意外にあって楽しかった。トイレも作品というのが面白い。
帰り、近くの公園でミニ遊園地をやっていて、こういうの大好きなんだが、さすがに一人ではさびしいので雰囲気だけ。
夜は観光客向けっぽい店 で淡水魚のフライとビール。高いなあ。まあでもしょうがないか。初日はこういうところしかないでしょ。スイスのワインも飲みたかったが、グラスワインがないのではしょうがない。ホテルに戻る道すがら、この辺はやや怪しい地帯の雰囲気があった。といっても危ない感じはなく、ややそっち寄りという程度で、ディープな雰囲気を楽しむにはちょうどよい。明日もこの辺で飲み食いとか、いいかもね。
ホテルに戻って早々に就寝。