怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

論評

朝から「ハーヴェイ・ミルク」を見る。確か高校生かそこらの頃の映画で、映画誌で記事になったのを覚えている。見たいとは思っていたのだが、映画館で見る機会がなく、ビデオ屋でもドキュメンタリーは冷遇されているので今まで見逃してきた。ミルクの政治活動を賞賛するものかと思っていたら、むしろ射殺後の犯人の扱いの方に重点があった。変化したように見える社会が実は旧態依然であったことが垣間見えたのだが、それは今も似たようなものかもしれない。
昼前に難波町のブックオフに出かけるが、水堂のあたりで財布を落としていたことに気づき、あわてて引き返す。もし落としてすぐ気づいたとしても届けてくれる見込みは薄そうだし、ずっと前ならそもそも時間が経ちすぎていてこれまた無理っぽい。げんなりしながら一度戻り、再度水堂に行く途中の道の手すりに誰かが引っ掛けてくれていたのを発見。ほっとした。もし1000円抜かれてても文句は言わない。しかし手すりに引っ掛けるってどうなんだ。誰かが持ち去るかもしれないし、しかし警察に届けていたらすぐには見つからないわけだからカードの再発行ということになり、それはそれで大変。気づくのが早くてよかったよ。
ブックオフではSweet Robots Against the Machine「RE:TOWA TEI」を500円。割引券により実質150円。まずまずか。その後寿門という焼肉屋でランチ800円。味は申し分なく、とても良かったのだが、火を勝手に切るのはいかがなものか。確かに少し強すぎたし、一人で焼き肉は好まれないのもわかる。しかし、一言あれば全然違うのに。
午後図書館。
夕食は妻がグリーンカレーを作った。おいしいが、買ってきた方が安あがりなのもたしか。
夜は「静かな爆弾」を読了。良い作品だが、変にバーミヤン石仏爆破の事件をからませる理由がわからない。ふたりの関係を軸にして、余計な挿話を削り込めばもっと味わい深くなったと思う。