怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

京都恐るべし

お昼から音想いVol.1のためにさいりん館に出かける。入口はなんてこともないのだが、中に入ると昔懐かしい昭和の町家である。ステージにはミラーボールズによく似合いそうないい感じの椅子が2つ置いてある。最前列のはしっこに陣取った。はしっこなので比較的見やすいと思ったのは間違っていなかったが、あとで後悔するはめになった。
最初は砂川信祐。路上で歌ってそうだ。次は原田茶飯事。曲いい、歌うまい、ギターうまい。それでもなおCDを買おうと思わないのはなんでだろ。またライブ聴きたいと思わないのはなんでだろ。僕の心の線を越えてくるかどうかはどこで決まるんだろうか。あと、客をいじるMCは好きじゃない。続いてにしだまさあき。路上で歌ってそうだ。そしていよいよミラーボールズ。最期じゃなくてよかったと心から思う。全部で8曲やってくれた。ほかのひとが4〜6曲で持ち時間は同じだから、局が短いのとMCが短いせいなんだろうが、8曲聴けるとかなり満足できる。途中、北脇さんが立ちあがって座ったままの森さんに「ちょっと、立ちなさいよ」立ったら立ったで「君・・・だらしないね」と言ったのが面白かった。その後も森さんは北脇さんの機嫌を損ねないように立つタイミングをうかがっていたのもかわいかった。いいライブだったのだが、後ろの席の男が北脇さんに合わせてずっとうたっているのが強烈に邪魔だった。頭をみて思い出したが、ハードレインのワンマンにもきていた客だ。女の人がとなりだとリラックスできなくなってしまうとはいえ、この男の隣は最悪だった。以後避けるようにしないと。頭をみればわかるし。
最後は澤田健太郎だったのだが、4時50分からってことで、無理しても1曲聴ければ精いっぱいなので、ここで帰ることにした。
町家の雰囲気、畳に座布団の感じはすごくいいし、縁側(ここからアーティストが入ってくる)の向こうの庭とか縁側から続くお手洗い(当然1つしかないので休憩時間は行列)とか、なかなかいいものです。難を言うなら、一部電気を消すとかして、ライブっぽい雰囲気が欲しかった。お代わり自由のお茶はいいんですが、サイトにドリンク代をうたってないのはいかがなものかなあ。
時間があるので歩いて京大へ向かう。丸太町通りの2本南を東に歩いたのだが、家具屋さんが多いんだね。ちょっとおもしろそうな店もあって、新鮮だった。
時間前に到着。サークル棟らしい建物、推理小説研究会の隣が会場のBlack Riot。中に入ると奥にステージがあって右にバーカウンターがあって壁に酒が並んでて、完全にライブハウス。サークル棟でバー。京大の恐ろしさを思い知る。
ちょうどやってたのがSuperfriendsというバンドで、これがすごく良かった。英語歌詞は嫌いだが、でもセンスがいい。ドラムもうまい。ぼんやりとかわいい女の子があのドラミングってだけで惹かれる。2曲弱しか聞けなかったのが残念だが、さいりん館に長居しなくてよかったとつくづく思った。もちろんCDを買った。楽しみ。ビールも飲んだ。200円。すげー。
続いて▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼さん。今日もすごかった。今日は全部近くで見れたので満足だった。しかしビザルブルースって背高くて足長くてスタイル抜群ですね。うらやましい。
このあとに出るのもかなり期待していいんじゃないかと思ったが、晩御飯が待っているのでしかたなく帰宅。せっかくなので吉田寮の横を通ってみたが、すごいですね。治外法権感といいタイムスリップ感といい、文化遺産です。ほんとは近くで見たいが、それはちょっとなあ。でもすごい引力。
今日は好きなアーティストをいいシチュエーションで聞けたうえにいいバンドも発見できて、これ以上のものがあろうか、いやない。