怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

京都探訪

京都のギャラリー宮脇に行った。画廊というところに入ったのは初めて。敷居が高いというイメージがあり、ドアを開けて入るのが恐ろしいというかなんというか。画廊でやってるのはあまり知名度のない作家で勇気を振り絞るほどのものではないから。
ただ、フランソワ・ビュルランは一目見たときから素晴らしいと思ったので、こういうことになった次第。行ってみると上品な老婦人が奥から出てきて挨拶してくれた。
作品は本当によかった。設計紙かなにかを使った作品なのでところどころに線や数字、文字が入っているのがよい。もちろんできばえもムラがあり、いいものもあればあまり感心しないものもある。2Fにあった写真作品もよかったが、写真作品のうち残り2つは全然良くない。2Fまでがビュルラン、3Fが所蔵品で、有名無名いくつかの作品を見ることができた。値段がついているものもあり、そうでないものもある。ビュルランのものは一番安いので45,000円、写真作品だと300,000円を超えているが、手頃な大きさのもので70,000円とか90,000円。欲しい。手が出ない値段ではない。しかしなあ、失業を目前に控えた身でやることではない。といって、いつか買おうと思ったときに買えるかどうかわからない。どうなんだ。真剣に悩むが、こういうときに一歩を踏み出すことのできないタイプなのだ。
作品は素晴らしかったが、オーナーの老夫妻がつまらない諍いを始めるのは勘弁願いたい。
そのあと、モリカゲシャツに寄ってみた。高い。もっと前なら似合っていたかもしれないし、そもそも昔はもう少し安かった。1万円くらいだったかな。今や15,750円だもの。調子に乗ってるなあ。
それとなという店に入ってみる。古家具屋さん。路地奥の古い民家を使ったたたずまいがなんとも素晴らしい。妻に教えて上げたら喜ぶかもしれない。妻は雑誌やTVや知人からの情報しか信じないけれども。
帰途、100000tという古本・中古レコードの店を見つけた。Hot Lineの近くなのだが、今まで全然気がつかなかった。澁澤龍彦を一冊購入。ここで見かけた女性二人連れとその後ArtRock no.1でも遭遇。巡回ルートは同じなのか。ArtRock no.1では目を付けていたememeのsuperstitionを購入。500円。寺町通のHappy Jackでビザルブルースの富士ロックを発見。発見というか、記憶ではもう数年前からここに鎮座しているはずだ。買いたいが、DVDってあまり見ないので、本当はCDのほうがいいんだけど。
オーレリーでキャラメルエクレアを購入。前回二度と来るかと思ったのに、弱いなあ。味は一応好評。ただ、シュー部分がいまいちすぎる。クリームはほかにない味で、絶品です。