怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

あれから14年。

挙式記念日ということで、お昼にジャンカルドに出かける。日曜だというのに客がそう多くない。いつものウェイターがお出迎え。以前は女の人がいたりしたが、最近はずっとこのメンバーだ。
軽いコース2000円を注文。妻は記念日ですら安いランチを注文しようとするが、そういうところをケチるのは勘弁してほしい。そうかと思うと妙なところで散財する、この感覚はなんだろうか。
パスタはラグーのボロネーゼで、オーソドックスなものだがなかなかのお味。金目鯛の皿も、梅風味のソースや焼野菜の風味がよく、満足。また、デザートのシャルベも、アニスの風味が絶妙。残念だったのは、妻の子牛のキュイ。低温料理はいつかどこかでも食べたことがあるが、料理人の意気込みとは裏腹にあまりおいしいものだとは思えない。昔食べたのは牛肉を低温でローストしたとかそんなだったっけ。それ以上の記憶が出てこないのはやっぱり年のせいかなあ。
夜、伊藤たかみ「八月の路上に捨てる」を読む。お互いのことを思っているのに食い違ってどうにもならなくなってつらくなる、そんな人間をうまく書けている。他の作品はわからないが、少なくともこの作品に関しては素晴らしく書けている。
夜、「サンキュー・スモーキング」を鑑賞。面白い。