澁澤龍彦「夢のある部屋」読了。軽いエッセイ集で内容はどうということもないのだが、書斎と客間がカーテンで仕切られているだけであるとか、階段に手すりをつけなかったのは少しでも広く見せるためだとか、そういう文章からして写真でよく見る鎌倉の澁澤邸は思ったより狭いような気がした。オブジェが集積したような書斎などの様子はもしかするとやむにやまれず圧縮してのことかもしれない。私などは狭い部屋で好きな人形などを飾る気はしないのだが、そのあたりが澁澤氏の個性なのかもしれない。
昨日に引き続き田代家が来ていて賑やか。結平は遊びにかまけすぎ。もう少し勉強させないと。
