怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

サイエンスフィクション

美容院とかいうところに行った。
生まれて初めての体験である。
普段はある理髪店に通っているのだが、妻のたっての要望でやむなく行くことになったわけだ。

出来映えに文句はない。文句はないが、たぶんもう行くことはないだろう。
あそこには私の行くべきところではない。
何がどう悪いというのではないが、例えば風俗に行かないとかダフ屋から券は買わないとか、そういうのと同じ意味で、あそこには行かないのだ。
美容院というのは、私が生活しているこの世界とは違う世界にある。言うなれば、あれは一種のパラレルワールドなのだ。
これからも私は美容院の前を通り過ぎ、美容院の中にいる別世界の住人をぼんやりと眺めるのだろう。だが、別世界の住人どもには自覚は全くないだろう。