怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

お昼はお好み焼き。食べてすぐ自転車で梅田に向かい、ヤンマーに停めて阪急で茨木市へ。改札口で気づいたのだが、準備したつもりで違うものを持ってきてたし、そもそもみんぱくへは阪急よりJRのほうがいい。運賃が安いしバスの本数も多いし所要時間も短い。前回学習したはずなのにすっかり忘れてた。ひとつだけ利点があるとするなら、久しぶりにオランダ屋書店に寄れることくらいだが、帰りにはだいたい時間がないから実際には利点はない。やれやれ。
そういうわけで日本庭園側で降りることになり、楽しく万博公園を歩くこともなく、寂しい無料ゾーンをてくてくと万博公園へ。係員はどれもこれもろくに誘導もしないし電子チケットもわからない。やる気ないのか。不愉快。
しかしみんぱくに着くとさすがにテンションは上がる。今回は開館40周年記念特別展「太陽の塔からみんぱくへ― 70年万博収集資料」のために来た。来るに決まってる。
万博のために世界中から集められた資料を、全部ではないが一挙に展示するというもの。なかにはあの広大な展示室にすでに並べていたるものもあるのだが、たすでに収集のテーマと時期を一つにするものが小ぶりなスペースに並ぶというのはやはりどことなく統一感がある。収集品のレベルがどうなのかはよくわからないけど、あまりにも広大なみんぱく本館より、こうして凝縮された展示のほうが見やすいのは確か。特別展なのにいつもと同じ420円で見られるのもいい。さらに某サイトで電子チケットを買えば350円。安い。
展示は地域ごとになっており、日本からスタートする。日本とはいっても、40年後の今は使用はおろか収集も難しそうなものも多い。その後韓国、東南アジアと進んでいくのだが、収集のエピソードや当時の逸話などが語られるのもいい。なにしろ岡本太郎にモニュメントを作らせるという狂った博覧会だ。これから招致するとかいう大阪万博には興味ないが、そのくらいの度量があるなら諸手を上げて支持する。度量なんてあるわけないけど。
なかで最も印象深かったのは、アフリカはのマコンデ族の彫刻。どういう目で人間をとらえたらこうなるのか、素朴とは無縁の別世界な彫刻の数々。おそろしい存在感だった。
いちおう、何度も行った本館へも。いつもAゾーンで力尽きるのでBから入ったが、やはりBで力尽きてしまう。少し展示替えもされており、また余力あるうちに見れたことでいろいろ発見もあった。次はCから入ろうか。
このみんぱく、いつも疲労感がものすごいのだが、今回ようやく理由がわかった。照明が暗い。しかもホワイトキューブではないので光が吸い込まれてしまい、とても見にくい。ただでさえ目の悪い僕には負担が大きいのだ。これはどうやっても避けられそうにない。どんなに元気な状態でも疲れることになるなら、休み休み見るくらいしかもう対処がない。
今回の土産物はミニオカリナと図録1728600円。チケットと図録で2000円余り、ミニオカリナを足しても3000円しないのだから格安だ。
帰りは万博公園を素通りしてモノレール方面へ。この時間なら出入り自由らしい。
ちょうどバスの時間だったので走って乗り込み、JR茨木駅へ。
すんなり大阪駅に着き、予報より早く降り出した雨の中帰宅。
楽しいGWも終わりだ。