怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

お昼はやや無理やりカシミール。並び始めた地点が店外だったので覚悟はしていたが1時間あまりの所要時間。食べ終わりまで入れると1時間半はゆうにかかったかな。野菜カレーは美味しいんだけど出来上がりが少し水っぽくなるような。肉系のほうがいい。
新北浜で小憩。薄幸そうな女主人がいそいそと注文を取りに来るのが実に良い。コーヒーが薄いなど全くどうでもいいことで、それこそがこの喫茶店の良いところだ。
帰宅して夕食を食べ、自転車でシネヌーヴォへ。近道を抜けると左右から声がかかり、自転車にも一応声をかける客引きの律儀さには申し訳ないが、それにしてもここは商売になってるのかな。客の姿なんてほぼ見ないのだが。
シネヌーヴォで監督のサインの場所を聞いたらあまり把握してなくて、聞かれまくりだろと思ってたけどそうでもないのね。へええ。
さて今日は「殺しの烙印」を。このタイトル、「殺し屋のランキング(ランクイン)」とかけてると思うんだけどどうなんでしょう。
ストーリー展開よりその場その場の美意識を最優先した画づくりはなかなか面白く、今ならカルト人気を狙った鼻につく作品になりそうなものだけど、そこはさすがに50年前の映画。素直に面白がれるから年月は裏切らない。あと、真理アンヌと小川万里子が実にスタイル良く美しい。ほんとにこの時代の人間か疑わしいほどで、彼女らがいなければ往時の日本映画特有のもっさり画面になってしまったことだろう。鈴木清順に次ぐ功労者かもしれない。
夜中、ふらふらと自転車で帰還。