怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

朝から白洋舎にクリーニングを出しに行き、国立国際美術館でライアン・ガンダー「この翼は飛ぶためのものではない」展。
面白いけど底の浅い作家というイメージがあったが、こうしてまとまって作品群に囲まれると、なかなかどうして。韜晦と仕掛けに満ちて忍者屋敷のような展示室は行ったり来たりする甲斐がある。国立国際美術館がさすがと思うのは、構成がまさに行ったり来たりするようにできており、同じ作品の前を何度も通り別の角度から見ることができるようになっていること。これはまさにそうすべき展示で、解説を施すなんて野暮なことをしないのがいい。もちろん作品のいくつかを見逃したようでもあるが、そんなことは織り込み済みだろう。作品を見逃さないことに汲々とするのは正しくないし、個々の作品を語るのも正しくない。そういうもんじゃない。ただ図録を買って舐めるように読めばいい。そういうことだ。
お昼は弁当。
夕方から夕食作り。人参のサラダを作ろうとしてスライサーで親指を削ってしまい、台所が血まみれに。料理にも支障が出るしで不本意な夕食になってしまった。やれやれだ。