怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

東京4/4

荷物をまとめてチェックアウト。入浴が気持ちよくて時間がかかり過ぎてしまった。朝食は買い置きのおにぎり。お茶が無料なのはこういうときにありがたいな。
昨日目をつけていた喫茶王城でコーヒーを飲み一服。豪勢な内装の喫茶店でなかなかよろしく、ただしさすがは上野価格なのでそれなりに覚悟はいる。
そんなわけで国立新美術館に着いたのだがミュシャ展のチケットを買うのに長蛇の列。あっちの売り場が空いてますと言われたが実際のところは同程度でした。そこからさらに入場まで並んで、そうまでして見るほどのものかよと思ったが、確かにスラブ叙事詩のスケールはものすごくてなにしろ国立新美術館の天井に届きそうな大作。これは国外貸し出しが難しい以前に日本で展示できる美術館がほとんどないんじゃないか。かつてないほどの混みようにうんざりはしたけど、まあでもそういうイベントだと思えば腹も立たない。小品というか普通の作品の方は堺から借りてきたものが結構あって、つまりいつでも見れるし状態もそんなによくない。ただ珍しいもの見たことないものもそれなりにあるし、まあいいんじゃないかなという。満足してるかというとそうでもないが、不満ではない。あと、物販が本番みたいな混みようだったので当然なにも買わなかったのだけれど、草間彌生展のほうは売り場の外にまで延々長い行列ができる状態で、物販のついでに展示見てるんじゃないかなこれ。最近の草間作品への評価が低い僕が言うことでもないかもしれないけど。
表参道へ移動し、エスパスルイヴィトンでDAN FLAVIN展。どういうのだろうと思いつつ見に行ったが、ミニマルさがかなりカッコよかった。RAT HOLE GALLERYでワリード・ベシュティ「Transparencies」。コンセプチュアルな作品は美しさとメッセージを併せ持つが、説明は一切ないのでなかなかしんどい。予習必須です、ここは。hpgrp GALLERY TOKYOで窪田美樹「キミ、酔う」。
渋谷のstatementsへ行くには結局徒歩しかなさそうなので延々歩いたが半田真規「トーキョーパレス」はいまいちわからなかったので徒労感が押し寄せた。そこからさらに渋谷に歩きサーティワンで一息。といっても歩きながらだけど、暑かったのでちょうどよかった。
公園通りのセブンイレブンレッドブルとパンの昼食。さすがはレッドブルでなんかちょっと変なエンジンがかかったような気がする。気のせいだけど。
初台へ100円バスに乗ろうとしたら京王バスの方が早いと嘘を言われ運、結局別のバスで散財した上に到着も遅くなるという事態に。腹たつなあ。
オペラシティで「片山正通的百科全書」。びっくりするほどつまらくて金返せのレベル。いやもちろん好みとかあるのはわかるけど、これただの自慢話とかそういうやつでしょ。教養の無い成金の。金もらっても御免被りたいような展示をなぜ見に行ってしまったのか悔やまれてならない。収蔵品展は今回かなり僕好みで、それはよかったかなと思う。
新宿に戻り、ほんとはワンダーサイト本郷にも行きたいが時間がないので断念。いちおうおみやげも必要らしいので半信半疑ながらおいしいとかいう花園饅頭を買い高円寺へ。
アニマル洋子、とよんち(売り切れ)、円盤(無事ゲット)、ネグラ(カレーおいしかったが時間が無いことに気づき味わう余裕がなかった)、そしてペンギンハウス。
1番手のてろてろに間に合わず数分聞き逃すという失態だったが、今回はメンバー不足のせいかやや迫力に欠けたかな。次に期待。
duMo。ライブが少ないだけに見れたこと自体が奇跡だけど、そう感じ入るようなタイプではなくて気楽に聞くのがこのユニットの聞き方。笑いながら楽しんで聞いて、それでいい。初音源のカセットを無事ゲットできてよかった。
鶯色。
最後がThe Oyster and the flying fish。以前と変わらない、大人味の太くて厚いロックンロール。こういうバンドがだんだん好きになってくるのは歳のせいか円熟というのか。
やや余裕があるので新宿で日曜夜の雑踏をしばし味わい、東京駅へ着き、バスに乗り込む。このくらいのスケジュールがいいなあ。メトロの東京駅はこの時間ひと気がなくて、そういうのもよかったな。バスは座席を倒したら即熟睡。このバス、最初のPAに着いたら座席を倒すことになっているけど、発車後はもういいんじゃないの。
次回はたぶん7月。暑いだろうが、がんばろう。