怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

忙しいけどそれがありがたい。
自由に自分で仕切れたら結果も出せるので、早くそうできれば。
ゆったりベアーズに移動。立ち寄ったコンビニで黒人青年が慣れないレジをしていて、スミマセンと何度も言ってくるのが辛かった。全然悪くないのに。たいして時間もかかってないのに。
今日は児玉真吏奈・影野わかば・杉野明日香のスリーマン。影野さんのロングセットというだけでもそそられるところに先日初めてライブを見た児玉さんとこれが初見になる杉野さん。いい組み合わせだ。
バレンタなんとかいう日なのでチョコレなんとかいう菓子が置かれ渡されという日で、そういうの全然願ってはいない性格なんだけど、でもちょっとしたイベント感はいつものライブとは違う雰囲気になっていて、そういうのトータルで楽しかった。影野さんは世俗的なイベントに乗りそうにないように思ってたけど意外と手作りもしてたそうで、邪念なく目の前のことを楽しんだらそういうものかもしれない。チョコを目の前にし、おじさんがニヤニヤしてもなあ、とか思ってしまうけど、ニコリともしないのはもっとダメだし。まあ実際笑顔になるんですけど。
まず児玉さん。ふわっとしたMCと童話的な弾き語り。もちろん歌はいいし、独特ってわけでもないんだけど僕が耳にすることが珍しいタイプのMCにも慣れてきた。メジャーのフィールドでも充分人気出そうに思うけれども、そんな一方でベアーズも似合うから得体の知れないひとだ。褒め言葉です。音源も3枚目をなにか買いたいところ。
2番目が影野さん。新曲と昔の曲を取り合わせて、ロングセットならではの構成。影野さんは曲順やMCを事前にはっきり決めてる印象があって、今日もそう。熱心に音楽に取り組む影野さんだからそういったこともおろそかにはしないのだろうし、その姿勢がまた僕にはまぶしく映る。
一方、カッチリしたスタイルをごくたまにそれを崩したときの影野さんは一種の裂け目を晒すようで、実は僕はそこに影野さんの本質を見るように思ってしまう。
新曲はまだこれからのようだけど、僕としてはどんどん新しい世界を見せてほしいと思っているから、曲の育つ過程を楽しみたい。思えば月光だってまだらだってそうだった。
最後が杉野さん。3人の中では一番スタンダード型だろうか。肩の力を抜いてじっと聞ける。3人とも実力のある弾き語りで、最初から最後まで楽しめるブッキングだった。
今月はベアーズに通う月。次は19日だ。