怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

ベアーズへ。
根岸卓平。ひねったコンセプトで音楽を組み立ててくるタイプ。悪くないとは思うものの、すんなりと入ってくるわけでもなく、傍観者のように見ていった。
二十人。流れとしてはむしろ最後に持ってきたほうがよかったような。ぶつ切りの余韻という意味で。
黒岩あすか。生音でもよさそうな、そしてマイクを通すならマイクでずいぶん印象が変わるんじゃないだろうか。公園のベンチで地面を見ながら頭の中を流れてゆく独り言、それが昇華されて目の前にある。CDは一枚一枚ジャケットが違うとのことで、そのときは思い当たらなかったけれども手描きで、そういうところもよいと思う。いずれカセット作品を出してほしい。犬風さんに聞かせたら乗ってくるのでは。
恩地尚弥。久しぶりだが完全にへべれけで、それは飲みすぎたのではなく酔いどれ詩人としてのあり方を追求しているのだと思う。だからそれがいいとか悪いとかいうわけではないのだが、ギターが凡庸になり以前見たときの輝きがくすんでいるように見えた。酔いどれ詩人になるには四十歳から、せめて二十歳からでもいいんじゃないか。少々の期待があったしこれからも期待できると思うから残念さもひとしお。