怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

祝日は待ち遠しい。しっかり眠れる。
そして午前の予定は国立国際美術館だから慌てなくてもいいし。楽だなあ。
「エッケ・ホモ 現代の人間像を見よ」展。「このひとを見よ」ではなく「現代の人間像」というのは説明過多だがしかし内容を示す意味では必要なサブタイトルなのだろう。
作品は思いのほか所蔵品が多く、そういう意味では拍子抜けでもあるのだが、手抜きでもなんでもなくそれで展示は成立しているのだから国立国際美術館のコレクションの質が高いことを改めて感じるし、この展示がいかにも国立国際美術館らしいものであることもわかる。端的にいえば、それだけで僕好みということだ。それにしても、そのなかで未見のものが相当数あるのがまた恐ろしい。東京国立近代美術館から借りてきた作品もいくつかあるので感じてしまうのが展示の見せ方の違い。あちらは丁寧で平易なキャプションをつけて誰にでもわかるように、言い換えれば考えなくてすむようにというスタイルだが、こちらは各章の冒頭で読むステートメントを手掛かりに自分で感じてゆくスタイル。高度なぶん、不評にもさらされるのだろうと思うが、それでもこのスタイルを貫いているのはすばらしい。
現代美術で描こうとしている人間像をまとめた展示は初心者にも手がかりになるだろうし、僕にとっても集大成の構成だからうれしいもの。中心になっているのは小谷元彦になるのだろうが、それ以外でも重要な作家が続々だし作家に絞ってるわけではないので。オルランの14点組を初めて一度に見られたのはちょっとうれしかったかな。あと、小谷元彦でいえば「Terminal Impact(featuring Mari Katayama “tools”)」が実に強烈だった。
コレクション展でも初見がいくつもあり。こちらは全体的にいつもどおりで満足感。ただ小企画の竹岡雄二「台座から美術へ」展はいまひとつピンとこず。僕もまだまだだな。
駅前ビルに寄ってからOの淀屋橋店へ。昨日のひとが接客中だったので別の女性に持ちこんだがまるで話にならず最終的には昨日のひとが対応。これだからスーツ屋は男に限るんだよ。まあでも費用面はすんなりだったから、カスタマーセンターの方も根回ししてくれていたんだろう。ありがたい。
帰宅してカレー。これだけ外出するならカレーは後日でもよかったなと後悔はするものの、まあ仕方ないす。
妻と一つ栗を食べる。
フルクサスのイベントでゲットした楽譜を額装して飾ろうかとひそかに思ってたけど、探してみたら記憶より3回りくらい小さくて断念。あーあ。
再度外出。小谷元彦作品でコラボしていた片山真理さんも出品している「超克する少女たち」を見に行った。木曜は休廊、とはいえ祝日だしもしかしてと思ったけどもしかしてはなかったね。残念。これで終わってはつまらないのでそこで見つけたDMを手掛かりに天満橋までギャラリーに行ってみたけどどうということはなく。
帰宅してから、シネ・ヌーヴォに行き忘れたことに気がついた。またかよ。
夕食は豚肉の煮たやつとか。