怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

朝から京都造形芸術大へ。出町柳でバスルートか叡電ルートかで迷い、結果悪い方を選択。
予定より遅く着いたがギャルリ・オーブで「ポスト・インターネット・アート」展。ジョン・ピロンと諌山元貴と守屋友樹の3作家は見る価値があり、ほかは通り過ぎる程度。テーマを念頭に置きすぎて概念から絞り出したような作品ばかりで魅力がない理由の一つは、制作指導がついている弊害ではないだろうか。
ジョン・ピロン「深海の空」はスクリーンの前に小さなブラウン管モニターを置いて別の映像を流していたのが印象的。その微妙な距離感・視点のズレに異様なトランス感があった。
公開審査のリハをしてたので落ち着いて見れなかったのが残念。
見終わってから学食へ。ここの学食は初めて。この大学は山の麓にあるので作りが変わってて、あまり学食のなさそうなところに位置してる。
隈研吾のオシャレ空間でアジフライ定食を食べる。
せっかくなのでカフェにもよってエスプレッソのSを。小さな紙コップだけど、気軽に飲めるし学生さん以外の客の方が多いくらいなのはいい。
さらに冬瓜祭という、ミニミニ学祭をやっていたので古本を少しゲットし100円のわたあめも。ドイツの写真を見せて一瞬人気者に。
このわたあめ、まず作り手の学生さんが上手だしキラキラと砂糖菓子がはいっててなかなかの優れもの。美味しかった。
久々にArt Rock No.1へ。前からちょっと気になってた蛇管のCDRと賢いユリシーズのアルバムと。
京都芸術センター。アン・リスレゴー展はつまらなかったが、「うつわとうつし」展はそれなりに見どころもあり。そして一番よかったのは大野一雄の舞踏映像で、これが思った以上に衝撃的。生で見たかった。
いったん帰宅して、安治川方面へ。
妻に安治川トンネルを案内してからfloat。妻は不用品の頒布会目当てだったが、イスくらいしか気になるものはなかったらしく手ぶらでお別れ。
その後僕だけが残りSHC #33。
このSleeper Halcination Campingもfloatがなくなるのでこれが最後。最後にもう一度だけでも行けてよかった。floatに行けてよかった。米子さんが面白そうと思った企画しかやらないこのスペース、音はひどかったけど大好きだった。そして異次元の居心地だったSHCも大好きだった。
出演は
たゆたう
米子匡司
Jerome Fouquet & Jerry Gordon
Masahiko Takeda (Récit)
kawabemotoyuki
AAAsaaREE
s l o n n o n + sonsen gocha bacco
となってるけど、誰が出るとか出ないとかはあまり関係ない。ただイヤホンから流れる音に身を任せて、厳寒の駐車場で映像をぼんやり見たり雲を見てたりすればいいのだ。
あと、生姜の効いたカレーも好きだった。今日はまさかのカレーライスならぬカレーパンだったけど。
寝袋も貸してくれて、最後まで心ゆくまでSHCを楽しんだ。
いい企画だったなあ。さようなら、SHC。