怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

最後の姿

昼前に梅田へ。ホテル経由で行ってみたけどやはり良心の咎めるところはあるな。
グランフロントをうろうろ。買い物の長い妻なので無駄に疲れる。
なんとか見終わって、グランフロントで昼食だと高いので安そうなところ、つまり場外馬券売り場のあたりへ。
安い。普通なんだけど、グランフロントとは相場が違う。そして客層がいい。ここでいういいとは、面白いってことだ。
ある定食屋風飲み屋に入ったのだが、当たり前のように競馬中継が流れ目の前には投票用紙が鉛筆付きで置かれてる。お茶はハイボールジョッキ、接客は太った豪気なおばさん。最高だろ。僕は競馬なんてぜんぜんしないけど、こういうとこに紛れ込むと寺山修司の気分でたいへんよろしい。また来るべしだ。
ヨドバシでまたいろいろ見て戻る。
疲れたので横になってたらすぐ夕方に。ちょっと慌てて京阪で京都へ。
バーガーキングで新入りさんにレジを打ってもらい2階で食べると開演時間はとうに過ぎ、おもむろにVOX HALLへ。1階のメディアショップはとうとう閉店してしまったようだ。僕も通ってるようでいてセール品しか買ってなかったから仕方ないんどけど、淋しいなんて思ってしまうから勝手なものだ。
取り置きでメールも帰ってきてたんだけど、漏れてたらしく受付のひとに手間をおかけした。僕はいいけど、受付のひとが困ると思うのでバンドのひとはしっかりしてほしい。ちなみに何度も「ナガノさん」「ナガノさん」と言われたのがかなり面白かった。
The Seadaysが演奏中。なかなか悪くないのでもう少し急げばよかったとちょい後悔。
次が昨日大阪でワンマンだった関係でシークレットだったオワリカラ。事情はわかるから「急遽決定」とか書かなくていいのに。ライブは非常によかった。熱烈なファンはややうざく感じてしまうが、ファンってそういうもんだから不満はないです。
次がスーパーノア。悪くないけど、なんかもやもやしてスッとしない。
そして壊れかけのテープレコーダーズ。ここで見るのは何年ぶりか、前回は大森靖子と一緒のツアーだった。しばらく見れないと思っていたのがこんなにすぐに見れたことがまずうれしいし、こうして関西で見る姿はやはりいつもと違うようでそれもまた新鮮だった。東京ではおなじみになった曲も関西では聞きなれなかったりもするんだろうし、これから僕もそうなるだろう。
最後がうみのて。僕にとっての最後のうみのて。衝撃的な初見から3年弱、もっともっと見ておくべきだったという後悔も多々あるが、最後までうみのてはうみのてだった。キクイさんの豪放なドラミング、早瀬さんの落ち着いたベースプレイ、高野さんの派手なギタリストっぷり、円庭さんの的確なパーカッシブプレイ、そしてエモーショナルな詩人笹口。この五人でしかありえないバンドが消えてしまうのは、惜しんでどうなるわけでもないけど、せめてもっと深い足跡が残ってほしかった。
終わって数人の方に少しだけご挨拶。
うみのて、そういえばサインとかもらったことなかったけど、そういうのもちょっと僕らしいな。
賀茂川で騒ぐ若者の横を通り過ぎ帰宅。