怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

ケン・ジェイコブス

午前中病院へ。耳鼻科はごく近くに2つあるのだが、2階にあるほうへ。内科も併設しているので診断が付きにくい場合に役立つだろうという判断。あとは勘。
混んではないが患者が途切れることもないというクリニックで、おばさんの先生に見てもらった。腕がどうとかはわからないが安心感があるし見立てにはじしんがありそう。良性と言われてほっとした。良性突発性頭位性めまい。薬を大量に出されて一気におじいちゃんになった気分。ついでに妻とゆっくりお茶を飲む。
出社しガシガシ仕事。
帰宅し夕食。妻の計らいで豪華にステーキ。こうしてささやかに祝ってもらう心があれば、それ以外はなにもいらない。
食後ケン・ジェイコブスの「犯罪現場への帰還」を見に渋谷へ。
てっきりアップリンクだと思い込んで行ったら様子がおかしく、調べたらイメージフォーラムだと判明。受付の人を戸惑わせてしまった。
急いでそちらに向かい、なんとか間に合う。
「犯罪現場への帰還」はフィルムを素材として扱いさまざまな視覚効果を試してゆく流れで、意義はあるのだろうが個人的にはさほど興奮しなかった。しかし最終盤、映画が収束というよりむしろ逆の拡散を見せるに及んで一気にカタルシスが巡ってくる。何度も見たいというほどの傑作ではないにせよ、やはり映画は最後まで見ないと何も語れないのだなと思った。