怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

ぐるぐるtoiro2日目

今日はゆっくりと出かける。
早めに駅に着いたしのんびり歩いて悠然と会場入り。大物っぽい。
今日はASA-CHANG&巡礼からスタート。このASA-CHANG&巡礼、初めてCDを買ったのはかなり昔のことになり、その間忘れたこともなくCDも数枚持っているというのにライブは初めて。たぶん。ボロフェスタで見たっけという気がしないでもないが、記憶にないから何かとかぶっていたのか。ともかくそんなわけで楽しみにしていた。
ライブは静謐なムードの中進行、特徴的な響きを大切にしながらアコースティックと言ってもいいような作りで、まさにこれドンピシャじゃないですか。なんで今まで見なかったんだろう。そして自然に歌詞に引き込まれる。切れ切れになりつつ反復し折りたたまれ刻み込まれる歌詞は観客をしんとさせる。あっという間。本当にいいライブだった。ライブで見るべきアーティストとはあまり思っていなかったけど、全くの勘違いだった。
終わってから急いで笹口騒音オーケストラに向かったのだが、巡礼が予定時間を超えていたので10分程度しか聞けず。残念だけど今日はもう仕方ない。次また聞こう。次があることを祈るしかない。ただ、10分といえどもパーティになれるのは笹オケならでは。自分なりに満喫できた。
左右。独特の緊張感でなかなか面白い。方向性はてあしくちびると共通点がありそう。
雨ノ地晴太郎。聞くとはなしに後ろの方でのんびり聞いてるのが合っている気がする。隣の西山さんがコップを倒したのに全く気付かず、なんかうまい対応もできない残念な人になってしまった。
そしていよいようみのて。荒れ狂う笹口さん。暴風雨のようなバンド。切り裂く歌詞。すべてが完璧だ。もうあと2ヶ月でこのバンドも見ることはできなくなる。切ない。バンドに終わりがあるのは仕方ないし、それをどうこう言えるわけがない。それでも思い直してくれと何度も何度も考える。
空腹につきQ-CHANGカレーを食べる。こんなもんだろうとは思う。
おとぎ話。個人的にはもっとゆったりした雰囲気で聞きたいバンドなのだがなかなかそうはいかない。が、まあまあ満足。
Hermann H.&The Pacemakersはあまり好みでないなと判断して外に出たが、うれしそうに入ってくるMさんとすれ違って個人的にはこの瞬間が最高でした。
僕はそれより知久寿焼だなやっぱり。ゆったり座って後ろの方から聞くというポジションがとれるのもありがたい。
続いてZoobombs。やや不機嫌そうなマツオさん。演奏が始まるとライティングが平板でこれはちょっとひどいなと思っていたが、マツオさんが演奏を止めた。何があっても演奏は止めないマツオさんとしては異例で、こんなの見たことがない。照明をVJでやってくれと言ったのが伝わってなかったらしいが、バスドラが破れても演奏させたマツオさんがそれを言うために演奏を止めるのは別のストレスがあるからだろう。
そこから次の曲を始めてライブは続き、途中のMCでは楽屋でのことを毒づいていたが、まあマツオさんにこの環境は合うわけがない。見たくないアクトは見なくていい僕と違って、楽屋で強制的に目にせざるを得ないのだから、出る前から相当ストレスだったのだと思う。その分演奏は気合の入った強烈なもので、途中で抜けてNATSUMENに向かう気を無くしてしまった。いや、2週間後にはライブ見るつもりのズボンズよりNATSUMENを優先するのが普通なんだけど、それでも。
NATSUMENはどうせ途中からでは気分も乗らないので少しだけ見てタテタカコへ。
クロージングなので観客は多くないが、そのパラパラとした中で見るタテタカコは長いイベントの締めくくりにふさわしかった。もっといい時間にもっと多くの人に見てほしい気持ちも少しあるが、でもこのタイムテーブルで見れたのは僕にとってはうれしかった。ガヤガヤワサワサしたこういうイベントって落ち着いた気持にはなかなかなれず、でもそういう気持ちで見られるアクトも必要だから。
タテさんの言ったように、満月を見ながら駅へ。ちょうど雲が切れて月が姿を見せるところだった。
昨日より遅く帰宅。カレーでは不足だったのでおにぎり弁当を買い妻がリンゴをむいてくれた。