怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

影野わかば×柳本小百合 ツーマン

新宿から大久保へ歩く。途中にブックオフがあるから寄るのだが、いつも通り何もない。
大久保では日の出で600円のホルモン定食を食べる。ホルモンは問題なくおいしいが、ご飯が最悪だ。まあこういった店で夜となるとろくなご飯が出てこないことはしばしばある。前回は大丈夫だったが、今回は運が悪かった。ただホルモンは汁気が多いので流し込めるのがラッキーだった。500円のアジフライ定食だったらこうはいかない。
居合わせたのは音楽をやっているらしい中年男5人で、グループなのか意気投合したのか、大声で騒いでおり楽しそうだ。飯茶碗は店名と電話番号が入っており、そういえば昔食べた出前なんかはこういう器だったなあと思い出す。味はともかく、いい店だ。また来たい。
ひかりのうまへ。時間が早いのでどうかなと思ったら早くも数人客が来ており、柳本小百合さんは人気があるようだ。
ライブへの精神集中の邪魔になってはいけないと、僕は出番前に出演者とは長話は避けているつもり(だが長くなってることもあるかも)だが、そのあたりは人にもよるのだろう。
最初は意外にも柳本小百合さん。ピアノ弾き語りで、流麗だが崩しが上手く、ジャズピアノのような格好になっている。CMで岡本太郎が弾いていたような。歌も含めシアトリカルで、もちろん曲をひとつひとつ演奏していくのだが、印象とするとまとまった一つの舞台に見えてくる。詞の内容がつながっているということではなく、つながっているとしたら柳本小百合さんの空想世界としてつながっているのだけど、そのひとつの舞台をやりきってゆくと決めているようだ。
どのライブハウスにもピアノがあるというわけではないが、この人の場合はぜひキーボードではなくピアノで見たい。
代わって影野わかばさん。童謡から始まり、40分という長めの時間もあってか得意曲あり久しぶりのもあり。とかげさんといえば初ワンマンでも見せたような芝居仕立てのライブが印象深いが、今日は久しぶりに演劇的な舞台。どこがどうかと言われるとうまく説明できないのだが、歌を続けて披露しているのではなく、影野わかばが何かを演じているような、そんな時間だった。とかげさんは普通にライブをしてもそれが演劇と通じているところがあるし、それが魅力なのだが、今日はその色の濃いライブだった。
最後は二人で童謡合奏。誰そ彼どきからとっぷり闇に染まるようなライブになった。童謡という選択は大正解だと思う。
Oさんと少し話をし、外に出たらちょうどとかげさんと行き合い、少しお話。あとで考えると物販のこともあるのだからもっと早く切り上げるべきだったのだが、そういうのが瞬時に思い浮かばないからダメだなあ。
今日は下北沢leteでのワンマンも発表され、楽しみだ。お客さんのひとりがleteに推薦してくれたという話で、そういったルートがどんどん広がってくれるなら喜ばしい。