怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

トーキョーキラーレコ発

渋谷に行く途中、外苑前のリブロに立ち寄る。洋書半額といってもその洋書はファッション系のものが少し並んでいるだけ。もしかしたらほとんど売れただけなのかもしれないが、棚の様子を見ると元々こんなものだったと考えたほうがよさそうだ。無駄足だったが仕方ない。
歩いて渋谷へ。バーガーキングで急いで夕食を済ませ、O-nestで明日のチケットを買い、渋谷BYGへ。ライオンの隣にあり、歴史のあるライブハウスなのだとかなんとか。そういうライブハウスってだいたいろくなもんじゃない。
中に入ると、前方のスタンディングエリアと後方中二階の椅子エリアにはっきり分かれている。椅子エリアは天井が低いし柱が邪魔だしステージが見づらい。見えなきゃいけないわけじゃないが、ちょっとひどいなと思い前方へ。結果的にはいい場所にすべりこめたので僕はよかったが、見やすい位置はかなり限られるので、大半のお客さんにはフラストレーションだろう。できれば二度と来たくない。
最初はゲストのバーレスクエンジン。全く知らなかったが年齢を重ねた大人のバンド。でありながら、MCは冴えわたるし美意識に裏付けられた身のこなしがいちいち素晴らしい。どの瞬間を撮っても画になる。ブルースハープを基調にした音ももちろん最高。フロントマンのコハラ・スマート氏のダンディさは惚れ惚れするので男も女も一度は見ておくべきだろう。
このバンドに関して言えば、見えない場所からでは半分以上損してると断言できるからつくづく罪なライブハウスだ。
バーレスクエンジンが終わり、トーキョーキラーが始まる前に隣の女性が僕の前に割り込んできて、それは別にかまわないのだが、だったら体が当たるのも飲み込んでもらわないといけない。煩そうにこちらを見るのは筋違いというもの。結局元の位置に戻っていったけれども、あの手でいつも自分のポジションを確保しているんだろうな。ときどきそういう女(不思議と男では見かけない)がいるけれども、浅ましいことこの上ない。
さてトーキョーキラー、1曲目から爆発。インストとかそういう括りは僕は考えたことがなく、これはただ豪快で爆音で痛快なだけのロックンロールでしかない。サイケな鍵盤がよく効いた、骨太なギターサウンドのバンド。ただそれだけだし、それがいいのだ。
演奏時間が短いのを気にしてかMCがかなり多かったけど、僕はMCなんかなくたって構わないと思う。ライブは長けりゃいいってものではなく、むしろ短くても充実して熱気あふれていればそのほうがいいくらいだ。最初に聞いた時もそうだったけど、kemeさんの「行くぜーっ、パイプライーン!」の絶叫が一番の聞きどころ。
あと、kemeさんはもちろん美人だけれども、鍵盤キラーのルックスや喋りもなかなかお茶目で結構好きです。
終わって帰るのになかなか人が動かなくてなんだこりゃと思っていたら、物販列と帰り列が区別されてなかっただけだった。
短くて充実したライブに大満足で早めの帰宅。一時は行くかどうか悩んでいたのがバカみたいだ。