怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

早いものでもう5日。午前中家を発つ。歩いてらーめん工房龍へ。開店10分ほど前だがすでに10人近くの列がある。開店時刻の少し前に人数を聞かれ、3分前にご主人が準備中の札を裏返して店の中へ。出来上がるまでしばし待つが、すぐに入店待ちの行列になったのでこのくらいのタイミングが一番効率的だったかもしれない。普通のラーメンで570円だからひところより100円ほど値上げにはなっているが、それでも近隣と比べてもむしろ安いほう。それでこの味だから行列は当然だろう。そして味だけでなく、その驕らない仕事ぶりが僕は好きだ。今日は若いお兄さんが厨房とホールを行き来していて、どことなくご主人に似ているので息子さんかもしれない。おいしくておいしくて、僕にしては珍しくスープを飲んでしまう。さすがに全部は飲まないが、しかしたまにはいいだろう。おいしいんだから。
食べ終わって三ヶ森の電停から黒崎へ。もう今はワンマンかと思ったらまだ車掌さんがいて、ちょっと懐かしい。沿線の風景はもう家とマンションばかりですっかり変わってしまったけど、でも乗ってよかった。
黒崎で降りて、藤井書店と檸檬を訪ねる。そうそう在庫の入れ替わるものではないから収穫はなかったけど、でもまあいいか。
歩いてCCAへ。途中の桃園で児童科学館の小さなプラネタリウムのドームが見えた。今はあんな小さなプラネタリウムなんて流行らないんだろうけど、子供のころはわくわくしたんだからあれで十分だろうと思う。八幡市民会館も仮面ライダーショーを見た思い出の場所。ボリショイサーカスにも行ったなあ。
CCAはどういう経緯でここにあるのかよくわからないが、ともあれ初めて来れてよかった。ギャラリーではブルース・マクレーンの「自分の王冠が欲しい」と「スープ(コンセプト・コンソメ)」をやっている。展示室はひとつしかなくて監視員もいないという簡素極まりない施設だけど、文化不毛の北九州にこういうものがあるだけでありがたい。作品はというと、実はあまりよくわからなかった。修行が足りない。
八幡駅から下関へ。それにしても深閑とした八幡駅周辺であった。
妻に迎えに来てもらい、妻実家へ。気を遣うし居心地のいいものではないが、いつも歓待してくれる。夕食はおせち類とカキフライなど。おいしかった。
食後に出雲産の焼き芋を出され、これが黄金色で滅法おいしかった。
飲んでるし早めに就寝。