怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

村越としや展など

寒さが厳しくなったようだという言葉を聞いてカーディガンを羽織ってみたのは正解だった。
仕事後に清澄白河に向かったのだが、道中の風が厳しい。橋を渡るときなどどんな強風がと覚悟を決めたものだが、それは意外となんでもない。なんにせよ、着いたころには頭痛さえする寒さだった。
タカイシイでシルケ・オットー・ナップ & フロリアン・プムフースル 「距離の比率」展。シルケ・オットー・ナップの絵は静謐でありながら穏やかでない殺気のようなものを孕んでいるふうでなかなかよかった。
ShugoArts金氏徹平、ケサン・ラムダーク、リー・キット「MATERIAL ANALYSIS」展。金氏徹平はいつも通りとして、ケサン・ラムダークの作品が独特の感性で目を引いた。
時間帯のせいもあるのだが、いつもにも増して寒々しい丸八倉庫ビルでした。
しまブックスに立ち寄ってからTAPギャラリーへ。無人のギャラリーなので心置きなく村越としやの写真7点を満喫。写真は「火の粉は風に〜」と同時期に撮られたもののように見える。人物が写っている写真が1点あり、人物に視線が行くことで逆に風景が引き立っているような印象を受けた。静物を撮ったものもよく、どれも素晴らしい。火の粉の特装版、まだでしょうか。
駅へ。ホームドアにもたれて携帯を見ている男に駅員さんが注意したら逆切れ。みっともない。一歩も引かない駅員さんは立派だな。
寒い中歩いたせいか少し寒気もして、帰りの電車では熟睡状態だった。
スーパーで値引きの巻き寿司と鶏天を買って夕食に。
帰るのが遅かった割にはわりとゆったりした夜になった。