怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

昨日早めに寝たので早起き。
録っていた「危険なプロット」を見る。いかにもフランス映画な小粋で入り組んだ仕立てになっていて、脚本段階で練りに練られているのが僕好み。現実と作文が交錯し、のめり込んでがんじがらめになり抜け出ることのできなくなった登場人物は破滅するが、その交錯は麻薬のように中毒性の高い快楽だから何度破滅しても抜け出すことができない。主役二人は多少クセはあっても日常生活を全うできるはずの一般人だったのに、出会ってはいけない二人が出会ってしまったがためにこの悲劇(喜劇)が起こる。ひところのウッディ・アレン以上の切れ味があり、無類に面白かった。それにしても冒頭の「制服化」のくだり、日本では違和感が薄いのだがフランスではどの程度ゾッとするものなのか、誰かに聞いてみたい。
お昼に昨日の残りごはんでチャーハンを作る。肉も魚も入れてないのでどうかと思ったが、それなりのものが出来ていたからなんとかなるものだ。ただ少し味が濃すぎた。
夕方新高円寺へ。新人の店員さんがあたふたしているのがおかしい。なにかにつけ新人率の高い店だが、よほどやめてしまうのだろうか。
アニマル洋子の前を通り過ぎたはずだが気づかず。閉まっていたのか見過ごしたのか。ブックオフ同様、さすがに頻度が高すぎるので通り過ぎるくらいでちょうどいいのだが。
とよんちで久々に王卵。
まだ少し時間があるので少しぶらっとしているとドラマが目についたのであまり掘り出し物などありそうにない店だが入ってみる。橋本治「橋」216円。橋本治もいつのまにか文芸作家だ。
時間を見て円盤へ。思った以上に盛況でもう少し早く来ればよかった。
先にアラヨッツ。いつごろから始めたのかよく知らないが、まだ手探りのライブ。ただやっていくうちにだんだん調子が出てきたところがあり、その調子が手癖なのか本調子なのかがなんともいえない。せっかくの別動隊なのだから本隊と似ていてはつまらないが似姿を求めるような心情もあり。ただどちらにせよまぁこんさんがベースを弾いている限りは別物になどなりようもないだろう。そのくらいの存在感がある。
続いてシャラズルタラリ。こちらも感想としては同様で、一種の余技としてやっているからにはあまりキッチリしすぎているものは求めてないし、といって公開練習ではなく一応きちんとライブと銘打っている以上はそれなりの出来というのも求めたくなるし、どうにもバランスの取りづらいところ。と思って気づいたのは、この二組でやるからバランスが悪いのであって、違う組み合わせなりもっと多くのバンドの中であればあまり深く考えるようなことではない。寄席に行けば落語も奇術もあれば講談も太神楽もある
遠隔地という諸事情ゆえこのツーマンになってしまったのだろうが、こうした見せ方をベストと思ってやってたわけでもないだろうと思う。
混んでいたのであれこれ買い物はできず。