怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

TERATOTERA SOUND FES

なぜか6時半にスッキリと目覚めてしまい、さすがに早すぎると思ってベッドに戻ったところ、10時に目が覚めた。極端すぎる。
本当は世田谷美術館に行くつもりで、心配していた雨も降っていないからちょうどよかったのだが、この時間ではもう出かける気がしない。
お昼もタイカレーで。
2時半過ぎに東小金井へ向かう。駅はやけに立派でつい最近高架にしたようだ。線路の下にはキラキラしたスーパーがあり、駅前はこれから広場整備でもするのだろう、荒れ地が広がっている。味もそっけもない。
TERATOTERA SOUND FESはその東小金井から東に少し歩いた高架下が会場。林千歩、村田峰紀、山下拓也のアート作品のほか灰野敬二山川冬樹のライブもあって無料。投げ銭ですらなく本当に無料。ありがたいことだ。作品を見て回ってから灰野さんのライブがスタート。ハーディー・ガーディーという楽器を使ったものだがエフェクターも多数使っているので生の音がどういったものかはわからない。灰野さんとしてはかなりエレクトロニカに接近したもので、波打つサウンドスケープが夕方の高架下に響いていて、聞きいる聴衆の黒々した影や道行く人の怪訝な顔など、音楽というよりその光景も含めてのライブ。光の加減含めてドンピシャのライブで、企画者のセンスが光っていた。
そのあと山川冬樹。初見だが、身体を楽器にするという発想が素晴らしく、暗闇の中照らされる肉体が放つ音楽が強烈な磁場を持っていた。
時間とともに冷えが募り、正直なところ最後のほうは震えながらだったけれども、その寒さもまたこのライブの醍醐味だったように思う。
終わって東小金井の駅南を少し探索。少しの飲食店と住宅が立ち並んでいて、道行く人も少なく店も賑わってはいない日曜の夜で、騙されたような落ち着き具合は僕の好みではある。
ひとまわりして電車で帰宅。オリジンで野菜炒め弁当を買いむさぼり食べる。
梅寿軒の梅最中を食べる。
夜半に妻帰宅。いろいろあったが楽しかったようだ。善哉。