怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

僕の好きな病院

病院へ。建て替え前の最後の通院なので、たっぷり時間をとって満喫するつもりで行ったら、休み。
移転のためらしい。
引っ越しの大変さを考えればそりゃそうかもしれないけど、そんなことは聞いてない。無駄足は構わないが、最後にもう一度だけ行けなかったことが悲しい。悔しい。
古い病院でいまどき6人部屋。お粗末な設備でベットをエレベーターに載せるのも大変という環境だったから建て替えは当然だし、働く人たちはほっとしているだろうと思う。
でも、のんびりと時間が過ぎてゆくあの雰囲気、くすんだ床にうっすら香る消毒薬、都会の中にあって明るい陽射しと中庭の緑、そして開放された屋上の浮遊感。小さな音でラジオでも聴けたらぴったりだろう。
この病院にいれば治るんじゃないかなんて根拠もなにもないけど、でも病気のストレスを感じなくてすむ環境は、サナトリウムという言葉がふさわしかったと思う。
さようなら、僕の病院。建物はそこにまだあるけど、閉じられた入り口はもう死んでいるように見えた。
仕方ないので出社。
お昼はエリックサウスに行ってビリヤニ。おいしかったが、今日はスパイスの塊が入ってなかったので香りが控えめだったかな。次回はミールスに挑戦してみようかと思う。
夕方帰宅。うっかり電車に乗り遅れる。
夕食はお手軽グラタン。たまに食べると悪くない。