怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

雑感

ゆっくりと病院。ゆっくりしすぎて予定よりだいぶ遅れた。
新しい病院は10月からだそうで、見た目にはほとんど完成しているように見える。ということは次もう一回しかこの病院には来れない。なんとも切ないが、決まっていることだから仕方ない。働いている人やたいていの利用者にとっては新しい方がずっといいのだろうと思うが、古さが醸し出すのんびりさが病室の空気を穏やかにしていたし、屋上の空気も大好きだった。こうして素敵な風景はひとつひとつ消えていくのだろう。
ディスクユニオンを軽く物色後、エチオピアで豆カレー。店員が注文を取りに来て辛さは3〜70倍で3倍が他店の中辛相当だというのでこの店の標準的な辛さはどの程度かと聞くと3倍で他店の中辛だと。他店との比較はいいから、この店としてはどのくらいを標準にしているのかと聞くと、辛さは好みですからと。好みはあるだろうが店としてはどうなのかと聞くと好みですからと。何度聞いても同じ答えしかしないので、よく出る辛さはどの程度かと質問を変えてみると、初回は3倍ですと。そりゃ他店で中辛といわれればそうするのは馬鹿でもわかるので、そうじゃなくてリピーターはどうなのと聞くと好みですからと。いい加減うんざりして5倍と答えたが、実際注文してるのを聞くと5倍というのが多い。じゃあ5倍と言えよっていう。
この店に限らず、辛さや調理の具合を客が指定できるようにしている店が散見されるが、店としてプライドはないのか。カレーでいえばこのくらいの辛さがおいしいはず、という店側の定見がある程度あってしかるべきで、そのうえで客からの好みを聞くというのがあるべき姿だろう。聞かなくたって一向に構わないけど。この店でいうと、おそらく7倍程度が店側が想定している「美味い味」ではないのか。なんでも客に放り投げること自体が恥ずべきことだし、ましてや客に質問されても「好みですから」としか答えられないようでは論外でしょ。接客とかいう以前のこと。以前一蘭に連れて行かれた時、注文シートを書かずに「普通で」と言ったらシートには必ず書けと言われごちゃごちゃやりとりしたこともあったが、あんなのは特に好みがある人だけが書けばいいことで、店が一番うまいバランスと信じているものを食べようとしている人にまでいちいち書かせるなんてどうかしてる。
カレーも中辛より若干辛いはずがそうでもないし、そもそも味もスパイス感がなくて好き好んで食べるような代物ではなかったし、最低限レベルの返事もできないエチオピアにはもう行くことはないでしょう。会計の人も間違えかけてたしなあ。900円で間違えるなよと思うけど。ただ女性のたぶん外国人の店員さんだけはちゃんとしてた。それだけですね。
夕方、パエリアを買って帰るつもりがうっかり。
駅でよそ見しながら歩いていたおばちゃんにぶつかられ、携帯を落とした。裏側にヒビが入った。おばちゃんは一言も謝らず。まあ東京の連中はこんなもんだよね。
仕方ないので妻の希望でタイ料理へ。いつも時間のかかるお店だが、幸いタイミングよく注文できた。僕が最初に注文しようとしたのは品切れだったけど、妻のもどちらも美味しかった。タイ料理というと辛いイメージがあるけど、ここのは辛いのに限らず優しい味のも美味いし、ここに来てタイ料理の良さを知った気がする。いい店です。近所にエチオピアと同じ値段ではるかに上の味、はるかに上の接客があるわけだからあんなところに行く価値はないな、やっぱり。
帰宅後マンゴーを食す。繊維が多くてイマイチだけど値段からすると十分以上でしょ。