怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

いいにおいのするはじめてのレコ発

大雨の中渋谷へ。いい日和だ。
大戸屋で夕食。目の前に座った外人男と日本人女×2の関係性がいまひとつピンと来ない。
WWWへ。中に入るともうなかなかの入り具合だが、心配していたほどアイドルファンで埋め尽くされてはいない。それでも前のほうは彼らが固めてるが、先に出るのだからこれは仕方ない。
西村ひよこちゃんがDJ中で、孤軍奮闘しているのだが反応は薄い。高いステージの上でやるのはあまり似合わないし、てっきりフロアでやるんだとおもっていたけど。アイドルファンたちは笑えるネタには反応するが音楽にはあまり反応がない。不完全燃焼のままタイムアップの西村ひよこには申し訳ない感じ。
続いてミッチがMC。やらずにはいられないのか、これ。
そしてBiS。
終わってVampillia過半数くらいは入れ替わってくれた。これを多いとみるか少ないとみるか。
基本的にはThe Divine Moveの曲を順番にやるというセットでまずは戸川純。ずいぶん年を取り健康ともいえないのかもしれないが、まあここは目撃できただけで満足。
endless summerはツジコノリコさんだが帰国してないので真部さんのラップを間近で見れたのが収穫。目がイッちゃってるけどやっぱ盛り上がる。
mirror mirrorはBiSボーカルで、まあ予想通りって感じか。さっきよりアイドルっぽい。BiSを呼ぶとき、デスが呼びに行ったのかただ下がったのかわからないままに間が空いて、間を埋めるためにViolinが弾き始めたのをヴェラドンさんが首をゆっくり横に振って止めさせたのがまさにリーダーという感じ。そして苛ただしげに袖に歩く姿なども、バンドを掌握しているひとならではの重みがあり、Vampilliaはやっぱりこの人のバンドなんだと感じた。
それからデスがまさかのダイブで、今までもダイブしそうになっていたことはあったが本当にやったのを見たのは初めて。めちゃくちゃ重いはずだが、よく支えたなと思う。僕は首を痛めそう。大暴れで1st set終了。
一旦外に出て休憩。
iiPのライブは最近Vampilliaに入ったSebastianのバンドで、これがなかなかだった。打ち込み系だけど生楽器を入れてテクノでもありポストクラシカルでもあり、ライブを見るのは初めてだし音源も見かけなかったけど、結構いい。今後も対バンの機会があると思うので楽しみにしたい。
そして2nd set。これはやはり本来のVampilliaで、真骨頂のようなライブ。ダークにアンビエントに始まりデスの咆哮一発でエモーショナルにそして静寂。もう何度も何度も見てるから、いまさら新しい感想もないんだけど、レコ発ということもあって意気込みを感じさせるライブになっていたと思う。
アンコールはBis参加でoops i did it again。「スターバックス行きたいなあ」から始まる混沌の一曲はアンコールにふさわしく、ボーカリストとしての力量も見せた場面だったと思う。BiSの出番のなかでは今日一番だった。BiSファンも音楽好きとか自称するならここをもっと褒めてやれよ。
そして戸川純で「好き好き大好き」。Vampilliaの分厚い音で絶叫する戸川純は lilacが嘘のような輝きで、まさに伝説の歌手だった。これは鳥肌。
最後はVampilliaが単独で演奏。
Vampilliaは最後メンバーがはけてキーボードとViolinだけが残るようなセットが多くて、それがまたVampilliaの核を感じさせて僕は好きです。今日もそうだった。
客席は満員だったから帰りもごったがえしてたけど、人にばったり会えたりして楽しかった。
そうそう、今日もバニーさんは来てたけどあまり出番がなかったようでせっかくなのに残念。
こんどのVampilliaはNadjaとツアーだけど、ぜひいずれツジコさんとコラボアルバムを作ってツアーしてほしい。