怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

ピザと奇妙礼太郎

お昼に渋谷へ。カレーを食べようと思っていたところアンケートに答えることになり、結果時間がなくなったうえにビールを飲んでいるという状態のため、バーガーキングで軽食。コーヒーフロートはビールを消すために頼んだとはいえ、あまりいいものではなかった。
病院。保険証を忘れたのはこちらのミスなのだが、それにしても世知辛い対応だなと思わざるを得ない。病院だけでなく、全般に東京は大阪より融通が利かないように感じられる。融通を利かせるとそれを利用するような輩が多いのだろうから、結局はひとの問題なのだろう。ああやだやだ。
診察はあっという間で、なんだかなあという気分。体のいい金づるだよなあ。
終わってお金を補充し、ヒカリエを経由しトーキョーワンダーサイトへ。展示はいま一つで無駄足といってもいい。
のんびりと下北沢方面へ。昔からの住宅街のようで、道が曲がりくねって見通しが悪いところなどは僕好み。散歩にぴったりとまでは言わないが、なかなか悪くない道中。
東大の近くにある河野書店に立ち寄る。さすがに専門書や洋書がずらりと並ぶ壮観な棚。本来はこうした古本屋が何軒もあるべきだしあったのだろうが、今はここくらいしか残っていないようだ。残念ではあるが、立ち寄れてよかった。店頭の棚にあった石川淳「天馬譜」を200円で。蔵書印が押されているのがよい。
池ノ上の文紀堂書店にも。たまたま外国人のお姉さんが店番をしており、これも土地柄なのだろうか。しかめ面のお爺さんが店番をしているのが僕の理想で、若い兄ちゃんはあまりお呼びではないのだが、しかしコーカソイドのお姉さんとはそのミスマッチ感が面白かった。
何度電話しても繋がらないピザ屋に行ってみると臨時休業の由。やれやれ。妻に連絡し代替プランを考えさせる。
ディスクユニオンを経由し、初訪となるクラリスブックスへ。品ぞろえはいい感じに偏っていて悪くないのだが、値付けには少々不満かな。店の雰囲気も好きになれないので、ごくたまに行けばいいだろう。
妻と落ち合って第二候補のラ・ベファーナへ。豚ローストのポルケッタ、トリッパのトマト煮、ビアンカマルゲリータのハーフ、ポルチーニ茸とモッツァレラチーズのラザーニャ、それに飲み物。
ピザはマルゲリータはごく普通、ビアンカはうまい。ポルケッタもよかった。概して悪くはないしまた来てもいいけれど、熱烈にお勧めしたいほどのものではない。席料を400円取られている気がするが、だとするとお通しすらなくて400円ということになるのでいささか納得いかない。接客は丁寧でありがたい反面、お見送りはしつこいほどなのでその労力は料理に振り向けてほしい。
思ったより早めに終わったので下北沢の古着屋などを見てまわってからコミューンへ。
最近は開場待ちの行列が常態だが今日はそれほどでもなく中へ。
奇妙さんは開演時間すぎに到着。忙しいのか、ざわざわしてる時間帯に中に居たくなかったのか。たぶん後者だろうな。しかし到着してすぐ歌うのは気持ちの持って行きかたが難しいからライブの出来はどうだろうと思っていたら、そこはさすが。代表曲を前半にどんどんやって、客も自分も盛り上げていく。集中力が高い。結局1時間やって休憩。
後半はトラベルでカバーアルバムを計画しているという話から怒涛のビートルズカバー。といっても歌詞が入ってないのでだいぶ拙いのだが、それでもしっかりとした楽曲に載せると奇妙さんのボーカルが自在に動けて輝くのがはっきりとわかる流れ。これはこれで楽しい。シャンゼリゼは抜きで終了。半年ぶりなのだけど、最近はこうなのかな。
おいしい食事といいライブで楽しかった。妻はどうなんだろ。もしかしたら余計な言葉で傷つけたかもしれない。
後半も1時間やってくれたので帰宅も遅かった。風呂はシャワーで済ませて就寝。