怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

Vampillia@duo Music Exchange

お昼は焼うどん。僕が作ったので薄味になり大不評だったが、味付けなんて足せばどうにでもなるからあれでいい。
妻が動画を見たいというので用意してあげたらうまくいかなかったらしく激怒。最終的には諦めてたけど、僕の出かけるのが遅くなり、清澄白河の駅から早足で歩く羽目になった。
しかしその甲斐もなく立ち見。仕方ない。
今日は東京都現代美術館フルクサス・イン・ジャパン2014ということで世界各地のフルクサスメンバーを集めたイベントの第一回。僕は6公演中3回参加予定となかなか気合が入ってます。
小杉武久と共演者の手によって約50年前のパフォーマンスが次々と披露される。マイクを紙で覆い、紙が緩んでいく微細な音を愛でるもの、アイロンと音を組み合わせたもの、などなど。どれもユーモラスで、今となっては斬新さは感じにくいが、当時の美術界には衝撃だったのだろう。実際今でも芸術には無縁の一般人には理解不能だろうが、そもそもこれは理解できる/できないというものではなく、受け入れる/受け入れないというものだろう。そこに1ステップ飛び移ってしまうかどうかなのだ。
50年前の若き小杉氏がパフォーマンスしていたのと、今の小杉氏が大勢の観客の前でパフォーマンスするのとは意味が全く違うし、そういう意味でフルクサスは今再演されているのではなく形式を模倣されているにすぎないと言うことも可能ではないかと思った。
案外早く終わったので美術館の周囲や地下を散策。地下のひんやりとした空間は今の季節訪れるにぴったりで、図書室も初めて立ち入り見聞を広めることができた。
地下鉄で渋谷へ。
ワンダーサイトはまた閉まっていたので少し渋谷をぶらぶらして伊呂波でタコのアラビアータ。満席に近い状態だったのでのんびりはできなかったがおいしかった。この店はどうも家族経営的なノリがあって、嫌いではないがこの場所にしてこの雰囲気はどうなんだろうか。
duo Music Exchangeへ。入るところで伝え方が悪くて時間がかかったけど、どう言えばいいのだろうなあ。
早く行ったつもりがすでにステージ前は埋まっていて、どうせVampilliaは2番目だろうとタカをくくっていたら最初でした。しかも19時開演だと思っていたら18時50分に始まった。いろいろぼんやりしてるなと思う今日このごろ。
基本的には昨日と似通ったセットリストで、ボーカルはソリストではなくデスとオペラさんが務める、いわば本来のVampillia。認知されてきたせいか観客にも暖かく迎えられて、それがなんだか違和感がある。昔はデスなんて怖かったけど、今は笑いを取りに行くし実際好人物っぽいし、かつてのイメージはどこへやらだなあ。でも物販を眺めていたら結構売れていたし、ほんといいことだしうれしい。しかしまるくなったなあ、という気持ちもなくはない。
ここで少し立ち話。しゃべりすぎ。
続いてEnvy。なかなかよかったです。ただ、どうも一本調子というか後半飽きてきたのは否めない気も。
最後Alcest。今日は本来のバンドサウンドだけど、やはり昨日のほうが好きだし本人の資質がうまく出ていたように思う。ところどころ変にメタルくささが出るけど、むしろそれがいらないと思ってしまう。
最後は立ちすぎで腰が痛くなりアンコールがあったかどうか見届けずに帰宅。フルクサスで座れていたらこうはならなかったかもしれない。
でも楽しかったし、Vampilliaはまた何度でも見たい。