怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

とかげのわかば・みぇれみぇれ@STAX FRED

夕方新宿のバーガーキングでワッパーMセット。今日も新人の女性がレジ打ちで、そんなに入れ替わりが激しいのだろうか。新しくなったというポテトはサクサクした触感でじゃがいもらしさがなく、お菓子のように思える。僕としてはあまり好みではない。それにしてもこの値上げはちょっとひどいな、と思う。
高円寺へ。とよんちのたまごで無事王卵を購入。アニマル洋子はまだ休業中。
ブックオフに立ち寄り、季刊みづゑ編集部編の「澁澤龍彦をもとめて」を300円で購入。少し傷んでいるのを考慮しても破格値で、いったいなぜこんな値段がついているのかわからない。ほかにはなにか、と思って棚を見ていたら横に立った人がいたのでふと見たら、あれ。よくこんなところで会うもんだな。筒井康隆の本を探していたそうで、ブックオフが目に付くと入ってしまうとか。僕も筒井康隆は読み漁ったほうなのでうれしくなりついつい長々と話してしまい、よく考えると本を探す邪魔をしていたことに気づいたのはだいぶ経ってからだった。
STAX FREDへ。ちょっとしたバーのような佇まいのライブハウスで、leteに近いけれどもあれよりくだけた雰囲気がある。水割りを飲みながら開演待ち。
最初はとかげのわかばさん。序盤は新曲を多めにする構成で、逸る心がそうさせるのかMCはいつになく奔放で演奏も荒々しい。中盤あたりからぐっと落ち着き始めたのは、歌うことで落ち着いてきたからだろうか。歌うことがとかげさん自身であると垣間見える流れは興味深く、初めて見た人にはどう映ったかなと思う。
途中、「物語をものがたるというスタイルのつもりだったが、やっぱりこれは歌っているんじゃないか」というMCがあった。僕もとかげさんはものがたるというよりは歌であって、ただその歌が最後には物語として昇華されているという気がする。だからとかげさんがことさら意図してものがたろうとするよりは、心の赴くままに歌っていくことが聞き手の心に深い物語を残していくんじゃないだろうか。まあこれは聞き手によっても捉え方の違うところだろうと思うけど。
しかし1時間はあっという間で、これじゃあ30分で物足りなく思うのも無理はないなと実感。ワンマンとはいかずともツーマンが定期的にやれるといいんだけど。
次がみぇれみぇれ。均整がとれて破綻のない音なのですーっと入ってくる感じ。逆に言えば一瞬で虜になるようなところがないんだけど、初見にもかかわらず飽きさせずに1時間聞けるわけだからそこは実力だなあと思う。
とかげさんとOさんにお土産も渡せてよかった。
気になっていたオークションの結果は望外の安値で、ほんとにいいのかという感じ。思ったより酷い席なのかと不安になるほど。ストライキの甲斐があった。